オーナーズブックの大型ファンド(6.2億円)が約12分で完売となりました。
大人気の理由や注意点について解説します。
ファンド名 | 横浜市港北区マンション第1号第1回 |
---|---|
利回り | 4.6% |
運用期間 | 25ヶ月 |
募集金額 | 6.2億円 |
募集開始日 | 2021年5月12日 |
担保 | あり(第一順位抵当権) |
LTV | 74.9% |
オーナーズブックは非常に人気のあるソーシャルレンディング事業者ですが、過去の同規模ファンドの募集をみると、完売までに15日以上かかっています。
募集開始 | ファンド名 | 利回り | 運用期間 | 募集金額 | 完売時間 |
---|---|---|---|---|---|
2020年12月28日 | 大田区オフィス第1号第1回 | 4.6% | 31ヶ月 | 7.46億円 | 383時間 |
2020年12月23日 | 銀座オフィス第1号第1回 | 3.9% | 31ヶ月 | 5.50億円 | 713時間 |
今回のファンドが即完売となった一番の要因は「SBISL問題による投資先不足」だと考えられます。
6.2億円のファンドが即完売となったことについて「すごい!」と思うのと同時に、過去にトラブルを起こしたトップ事業者のことを考えてしまいます。
maneoやSBISLも数億円のファンドがあっという間に埋まっていました。
そこで、2社の問題を簡単にまとめてみました。
・maneo = 審査&モニタリングの放棄、杜撰な担保評価など
・SBISL = 審査&モニタリングの放棄、貸付先の集中、太陽光ファンドなど
これらの問題は確実な担保があればほぼ解決します。
オーナーズブックに関しては
①担保対象が完成物件か土地のみ
②物件所在地が明確
③担保査定に定評がある(本業の信用にも影響)
という理由から問題が起こりづらい仕組みになっています。
しかも、運営元のロードスターキャピタルはクラファン事業(オーナーズブック)以外で大きな利益を上げているため、クラファン事業で信頼度を落とすデメリットが大きすぎます。
盤石に思えるオーナーズブックですが、それでも過信は禁物です。
急激な環境変化や拡大は歪を生み出す可能性があります。
岩野社長の目が行き届いていないように感じたら危険信号です。
SBIソーシャルレンディングという柱を失っても私がソーシャルレンディングを続けていられる一番の理由はオーナーズブックの存在です。
株主にもなっていますし、法人登録もしました。
安定して投資を続けるためにはファンド募集が増えて欲しいのは山々ですが、それ以上に今まで通りの堅実な運営を続けて欲しいと思います。
評価 | A+ | オーナーズブックの公式ホームページ |
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