東証プライム上場企業「トーセイ」が運営するTREC FUNDINGから第4弾ファンドの募集が発表されました。
連結子会社であるプリンセスグループが保有する物件への投資となります。
ファンド名 | TREC4号 区分マンションファンド大江戸シリーズⅠ |
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予定分配率 | 5.0% |
運用期間 | 2年8ヶ月(期中配当:半年) |
募集方式 | 先着方式 |
募集金額 | 1.3億円 |
募集開始 | 2022年7月28日(木)15:00 |
優先劣後 | あり(劣後出資比率10.2%) |
レバレッジ | あり |
資金内訳 |
優先出資:130,000,000円 劣後出資:14,800,000円 借入:177,000,000円(利率:3ヶ月TIBOR+1.20%) |
備考① |
賃料収入等を原資として期中分配 運用期間中に各住戸を適時売却して売却益の分配を想定 |
2021年1月に運用開始したTREC2号が早期償還となっています。
しっかりキャピタルゲイン分配されている点に注目です。
項目 | 予定 | 実績 |
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利回り(年利) | 5.22% | 8.61% |
運用期間 | 3年間 | 100日間 |
<良い点>
・利回りが高い(5.0%)
・分散投資(6戸)
・好立地マンション
・トーセイという会社への信頼性
・トーセイのバリューアップ能力
・レバレッジあり(借入、低金利)
<悪い点>
・運用期間が長い(2年8ヶ月)
・劣後出資比率が低い(全体の4.6%)
硬派で優秀な不動産ファンドです。
好業績なトーセイへの信頼性も含めてかなりの好印象です。
ただ、個人的には「劣後出資無し」のほうが好みです。
ファンド募集ペースが遅い(前回募集は2月)TREC FUNDINGですが、もはやプレミアム感を魅力的に感じてしまうようになりました。
さすが東証プライム上場企業の余裕です。
トーセイやロードスターキャピタルのような実績のある企業がバリューアップを行う計画ですと、キャピタルゲインが期待しやすいためです。
劣後出資者にキャピタルゲインの多くを分配されるのは損だと感じます。
予定利回りを大きく上回ったTREC2号は劣後出資無しでした。