新たな日銀総裁に学者出身の植田和男氏が起用されるとの発表がありました。
雨宮氏、中曽氏が予想されていただけに、サプライズ人事となりました。
今後の日本にどのような影響があるのか解説します。
現総裁の黒田東彦が就任したのが2013年3月20日です。
就任当初から「15年にわたる日本のデフレの責任は日銀にある」と明言しており、大胆な金融政策を行ってきました。
結果的に賛否両論あれど日経平均は3倍程度に上昇しました。
・1951年9月20日生まれ(71歳)
・東京大学理学部卒、東京大学大学院経済学研究科
・マサチューセッツ工科大学博士課程修了
・カナダブリティッシュコロンビア大学経済学部助教授
・東京大学経済学部教授
・東京大学大学院経済学研究科長
・大蔵省財政金融研究所主任研究官
・日本銀行政策委員会審議委員(ゼロ金利政策や量的金融緩和政策)
・2000年の金融政策決定会合おいて、ゼロ金利政策の解除に対し反対票を投じた
経済の専門家(学者)です。
バランスの取れた総裁という印象です。
雨宮氏は「日銀の次期体制は長い金融緩和の点検と修正が求められる。私は緩和政策を実行してきた当事者中の当事者であり、客観的に公正な見直し作業ができるとは思えない」と発言しています。
たしかにその通りです。
つまり、植田氏に緩和政策の「公正な見直し作業」を求めているということです。
リフレ派(緩和政策推進派)ではありませんが、景気後退リスクには慎重な考えを持つ方だと思います。
兎にも角にもインフレターゲット(年2%)が基準となります。
緩和政策を見直すフェーズでもあるため、ソーシャルレンディング投資家においてはより慎重な事業者の見極めが必要となります。
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利益率よりも売上(規模拡大)を重視している会社には注意が特に必要です。
あと財務基盤が弱い会社も避けたいところです。
基本的には今までと変わりませんが、チャレンジ枠(少しリスクが高め)で投資していた事業者の投資額を減らしていく方針です。
> 3414さん
全くの同感です。
現時点の発言だけでは全く安心できません。