2023年3月16日からTECROWDの大規模ファンドが募集を開始します。
リスクの高い新興国不動産投資なので丁寧に分析を行います。
ファンド名 | TECROWD41号ファンド Heiwa Residence |
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募集金額 | 10.76億円 |
利回り | 10.0% |
運用期間 | 24ヶ月 |
募集期間 | 2023年3月16日~2023年3月31日 |
劣後比率 | 20%(インベスコグループ) |
配当予定 | 2025年4月30日に配当&元本償還 |
物件名称 | Heiwa Residence |
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国・エリア | カザフスタン/アスタナ |
所在地 | str. Beibitshilik, street 66, Saryarka district, Astana city, Republic of Kazakhstan |
敷地面積 | 4,820㎡ |
建築延面積 | 9,373.89㎡(予定) |
構造・規模 |
A棟:1-2F 店舗 3-12F 住宅(70戸) B棟:1-2F 事務所 3-9F 住宅(35戸) |
竣工年月 | 2024年12月(予定) |
備考 | 土地の権利種類:賃借権 |
・アスタナ市サリャルカ地区に建設予定の複合施設が投資対象
・アスタナ市の主要道路であるBaibitshilik通りとEsenberlin通りの交差点に位置
・開発用地の建築許可は取得済み
・建物竣工後は現地のインベスコアグループ会社に売却
・竣工から引き渡しまでの3ヶ月間は工程が遅れる可能性を考慮したもの
・カザフスタンの新首都(人口134万人、1,682人/㎢)
・人口が加速度的に増加中
・オイルマネーが投入され高層ビルの建設ラッシュが続いている
・日本の著名建築家「黒川紀章」氏の都市計画案に基づき開発が行われている
カザフスタンのカントリーリスクは、国際協力銀行によると「ブラジル、トルコ、バングラディッシュ」などと同じカテゴリ5に分類されています。
・創業:2016年3月
・事業:金融業、不動産開発業
・上場:モンゴル証券取引所
・グループ全体の2021年度見込当期利益:約30億円
詳しくはホームページを参考にしてください。
上場しているだけあって詳しい資料を四半期ごとに公開しています。
TECRA株式会社も資本提携によりインベスコアグループの一員となっています。
良いところも悪いところもありますが、私には「モンゴル上場企業の信頼性」も「カザフスタンのカントリーリスク」も把握し切れていません。
日本のクラファン投資家の資金で新興国の首都にプレミアムクラスの複合施設が建つというのは非常に魅力的な話ですが、リスクの大きさも無視できないため、大きな資金を投資することはおすすめできません。