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AQUSHのサービス終了後の元本回収はどうなるのか?

投稿日:2018年8月13日 | 執筆:トモキ

2018年6月1日を持ってAQUSHはソーシャルレンディング事業から撤退しています。

運営会社である「株式会社エクスチェンジコーポレーション」は以前から手がけていた電子決済サービス「Paidy」に注力するということで社名も「株式会社Paidy」に変更されています。

AQUSHのソーシャルレンディング撤退までの経緯

2009年12月ソーシャルレンディング事業スタート
2013年5月保証会社不動産担保ローンファンド開始
2014年7月オンライン決済事業「Paidy」開始
(この頃から新規案件が無くなった)
2015年7月AQUSHグローバル・ファンド終了
2017年10月ecoエネルギーファンド、AQUSHローン・マーケット終了
保証会社不動産担保ローンファンドのみの運用状態になる
2018年5月社名変更
「株式会社エクスチェンジコーポレーション」→「株式会社Paidy」
2018年6月正式に匿名組合新規出資募集終了をお知らせ

運用中のローンについてのAQUSHからの説明

サービス終了後も運用中のローンについて、投資家向けに以下のような説明がありました。

[現在運用中の匿名組合について]
  • お客様は引き続きMyAQUSHへのログインが可能です。
  • 返済遅延が発生しているローンにつきましては、弊社または回収委託業者が引き続き回収業務を行います。
  • これまでどおり回収元金は返済の都度、分配金の支払いは返済のあった翌月の第一営業日にお支払いいたします。
  • 取引残高報告書、支払い調書の発行は、これまでどおり定期的に配信いたします。
【2018年6月1日にAQUSHから送られたメールより抜粋】

つまり、「全てこれまで通り運用していきます」ということです。

元本は返って来るのか?

新規案件が無くなって3年以上経過してからの撤退ということは、現在も運用中のローンは全て延滞の発生している案件です。(最後まで運用していた個人ローンの運用期間は3~36ヶ月)

延滞の発生している案件の中には元本返済優先に変更(利息免除)してでも運用を続けているものもあるようなので、最後までしっかり回収していく姿勢が見られます。

社名を変更したとは言え、第三者増資により約60億円を調達したとされるPaidyサービスのためにも世間の信頼を裏切るようなことはできないはずです。

所感

2014年のPaidyサービス立ち上げの時点から撤退への流れが始まっているのは確かです。

今後もたくさんのソーシャルレンディング事業者が参入してくると予想されます。各事業者を判断する際には運営会社の他の事業や、経営陣が手がける別会社の動きも目を向けていきましょう。

私も目を光らせて皆さまに役立つ情報をお届けしたいと思います。

読者の皆さんへお願い

以下の情報を入手することが出来ませんでした。

  • 現在延滞中の貸付元本総額
  • デフォルトした貸付元本(累積)

もし、分かる方がいましたらコメント欄で教えていただけると助かります。

トモキ
この記事を書いた人
大きな買い物(マイホームなど)は終わったので、あとは「息子の学費」や「老後」のためにコツコツ堅実に運用したいと思いソーシャルレンディングをやってます。
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