読者さんから上記の質問を受けたので、答えさせていただきます。
単純に「ソーシャルレンディング会社が増加 → 競争激化 → 金利低下」とはなりません。非常に複雑な話なので1つ1つの要素を区切って、「SL会社」「投資家」「借手」の3者の関係を説明します。
利回りを下げれば借手は増えますが、投資家が減ってしまいます。両者の要望を調整することがSL会社の重要な仕事です。「SL会社が増える=利回りが下がる」という単純な図式ではないのです。
SL業界の知名度と信頼性が上がる → 借手が増える → 利回りが上がる |
SL会社の営業スタッフが増える → 借手が増える → 利回りが上がる |
借手獲得競争が激しくなる → 利回りが下がる |
魅力的なサービスが生まれて投資家と借手の双方が増える |
SL会社の手数料が下がる(コスト削減の工夫が進む) |
このように様々な可能性があるため、利回りの上下は予想できません。
確実なこととしては、SL各社の競争が激しくなり、手数料が下がったり、特色あるサービスが増えてきます。
基本となる要素は「リスクとリターン」です。100社に利回り5%で貸したとき、貸し倒れが年1社(1%)であると予想するのであれば、リスクはリターンに見合っていると言えます。
さらに上記例において「もっと利回りが低くても投資したい」という投資家が増えてくると利回りが下がっていきます。これが「需要と供給」の要因です。
逆に「もっと大きな金額をもっと早く集めたい」という借手が増えてくれば、利回りは上がっていきます。これも「需要と供給」の要因です。
利回りが決まる要因はさらに複雑であり「債権・株式・金・仮想通貨・REIT」なども比較対象になります。特にソーシャルレンディングと同様にインカムゲイン商品のJ-REITは最も比較されやすい金融商品です。
借手側にも「銀行ビジネスローン・ノンバンク・金融公庫・ファクタリング」などの比較対象が存在します。
・即時完売の案件が非常に多い
・市場規模が小さいため大資本が入ってこれない
・新興市場のためリスクプレミアムが付いている
このような状況です。つまり、借手優位な状況にも関わらず「市場が新しく小さい」といった理由から高利回りを維持している状況です。
また、海外案件に強いクラウドバンクやクラウドクレジットを利用することで、日本にいながら世界水準の利回りを得ることも可能です。
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