2008年にmaneo、2009年にAqush、2011年にSBIソーシャルレンディングがサービスを開始しています。この時期は個人間融資サービスを提供していましたが、貸し倒れ率が非常に高いため投資家にメリットがありませんでした。
ソーシャルレンディングが注目されていない時期です。
2012年からmaneoやSBIソーシャルレンディングが法人向け融資サービスに切り替えたことによりソーシャルレンディングの安全性は急激に上がりました。
この時期にソーシャルレンディング投資をはじめた人は、何年間も「貸し倒れゼロ」の恩恵に預かることができています。しかし、認知度アップとともに不適格な事業者の参加も増えてきました。
2017年8月 | みんなのクレジットが行政処分 → サービサーに債権売却 |
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2018年3月 | ラッキーバンクが行政処分 → 全額延滞 |
2018年4月 | スマートデイズ・スルガ銀行問題(SL以外) |
2018年6月 | グリーンインフラレンディング問題をNHKが報道 → 全額延滞 |
2018年8月 | TATERUの改ざん問題(SL以外) |
2018年10月 | maneo本体&maneoファミリーで大量の延滞が発生 |
これらの出来事により「ソーシャルレンディング業界」「不動産投資業界」「再生可能エネルギー開発」の信頼は暴落しました。
現在は銀行もソーシャルレンディング投資家も非常に慎重になっています。当然のことだと思います。しかし、こういった時期に動けなければ「勝てる投資家」にはなれません。
決して「大きなリスクを取れ」と言っているわけではありません。
利回りが上がっている今の時期だからこそ手堅い案件に投資するべきなのです。
株式投資ですと全体のマイナス感情が現実の株価下落を引き起こすため、逆張りは非常に難しいのですが、ソーシャルレンディングでは「全体のマイナス感情が案件の安全性に影響を与えることはない」という魅力があります。
※もちろん厳密に言えば借換のしづらさなどの影響はあります。
今まで4.2~4.5%の案件が多かったオーナーズブックですが、10月後半からは連続して5.0%の案件を出しています。しかも、11月20日募集開始の「東京23区商業ビル底地・区分第1号ファンド」は利回り5.0%でLTV56.2%の超優良案件です。
SBISLのメガソーラーブリッジ案件は、1号~2号は5.0%、最近では7.0%で募集されていましたが、11月20日募集開始の「SBISLメガソーラーブリッジローンファンド18号」は9.0%の高利回り案件となっています。
17号の劣後債とは言え、玄海インベストメントが手掛ける「かけはしシリーズ」です。もちろん、上記のオーナーズブック案件よりはリスクは大きくなりますが、投資に値する魅力的な案件だと考えています。
大多数がやりたくないことをすることでプレミアム(割増金)が付きます。1回目の好機は「開拓プレミアム」です。まだ、ソーシャルレンディングの情報が少ない時期に参加した「勇気・行動力」に与えられたご褒美です。
2回目(今回)の好機は「ネガティブ感情プレミアム」です。詐欺まがいの出来事、大量の延滞によるネガティブな感情に負けることなく、信頼できる事業者に投資を続けることが出来る「冷静さ・心の強さ」に与えられるご褒美です。
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