名称 | 株式会社アサックス(ASAX) |
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設立年 | 1969年 |
上場年 | 2007年(2008年に東証1部指定) |
融資実績 | 年間1000件以上 |
従業員数 | 84人(平均年間給与687万円) |
特徴 | 不動産担保ローンを主体とする独立系ノンバンク。 独自ノウハウにより貸倒率が低い。店舗は首都圏に集中している(8店舗)。 |
貸付金・資本・借入金 | |
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営業貸付金残高 | (概算)672.00億円 |
株主資本 | 328.96億円 |
長期借入金 | 374.45億円 |
収入 | |
---|---|
営業収益合計 | 60.66億円 |
貸付金利息 | 48.67億円 |
手数料収入 | 7.40億円 |
解約違約金 | 3.00億円 |
その他 | 1.51億円 |
支出 | |
---|---|
営業費用合計 | 18.01億円 |
支払利息 | 4.23億円 |
広告宣伝費 | 1.27億円 |
人件費 | 6.43億円 |
減価償却費 | 0.35億円 |
その他 | 5.47億円 |
平均貸付金利は約7.2%、平均手数料が約1.1%で、合計すると約8.3%です。
以下の表は貸付金利の分布です。
貸付金利 | 割合 |
---|---|
0.0%越 ~ 4.0% | 6.0% |
4.0%越 ~ 5.0% | 11.9% |
5.0%越 ~ 6.0% | 8.9% |
6.0%越 ~ 7.0% | 34.2% |
7.0%越 ~ 8.0% | 34.4% |
8.0%越 ~ 9.0% | 4.5% |
9.0%越 ~ 10.0% | 0.1% |
10.0%越 ~ 14.0% | 0% |
1年以下が10.0%、1年~5年以下が44.6%、5年~10年以下が33.1%です。
ソーシャルレンディングよりも長めの貸付期間です。
平均調達金利は1.03%という超低金利です。主に銀行からの調達です。しかも、半分程度は自己資本を当てているため、貸付金全体に対する調達金利は0.63%程度になります。
営業貸付金残高に対する、支払利息を除く営業費用の割合は約2.1%です。
2011年3月期の貸倒率は0.08%です(Wikipedia調べ)。
2015年~2017年の貸倒引当率は0.11%~0.13%で推移しています。
アサックスの収支 | |||
---|---|---|---|
営業貸付金残高 | 672.00億円 | - | |
貸付金利息 | 48.67億円 | 7.24% | |
手数料収入 | 7.40億円 | 1.10% | |
営業コスト | -13.78億円 | 2.05% |
SBISL不動産バイヤーズローンファンド27号が貸付金利8.0%(利回り7.0+手数料1.0%)であることを考えると、極めて似た収益構造です。
アサックスが貸付残高の6.3%(42.65億円)の営業利益を上げているのに対して、SBISLは1.0~1.5%の手数料をとっているだけです。しかも、そこから営業コスト(人件費など)が発生します。とても儲かる気がしません。
今までソーシャルレンディング事業には
しかも、貸倒率は0.1%程度です。
しかし、この考え方に大きな間違いがありました。
自分の資産を貸してお金を稼ぐビジネスには成長制限が生まれてしまうのです。
ビジネスというより資産運用に近いものです。
ソーシャルレンディング事業者は自分の資産を使いません。
だからこそ無限の可能性があるのです。
もちろん投資家に「利益」が無ければソーシャルレンディング投資は成立しません。
投資家とソーシャルレンディング事業者は「お金を稼ぐ」という目的を共有したパートナーなのです。
このように考えるとパートナー(ソーシャルレンディング事業者)はより慎重に選ばないといけませんね。
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