私は堅実なスタイルを好むので、法人設立から12年間、銀行からお金を借りたことは1度もありませんでした。それどころか自動車ローンを組んだこともありませんし、社屋もコツコツと貯めたお金で購入したほどです。
しかし、昨年から地元銀行との付き合いがはじまり、「借りる人の気持ち」「貸す人の気持ち」に触れることが出来たため情報をシェアしたいと思います。
実のところソーシャルレンディングとの出会いが大きいです。ソーシャルレンディングの利回り(6.0%前後)に対して、借入金利1.0%前後で数千万円のお金が借りられるという誘惑に抗えませんでした。
ただし、ソーシャルレンディング投資を目的に銀行からお金を借りることはできません。今はお付き合いを深めるために数百万円の融資を受けているだけです。
銀行には「企業を支援して経済活動を支える」という名目があります。
そのため来社時に「心配でしたら社宅を担保にいれましょうか?」と提案したところ、「御社に余計な費用がかかってしまいますし、過剰な担保を取ることは失礼になってしまうので」と言われました。
また、低金利な点も「企業活動のサポート」という目的と合致しています。
非営利団体の信用金庫と違い、銀行は営利団体ですが、企業活動をサポートして社会に貢献するという理念をベースに活動しているようです。
銀行は「経済活動にプラスになる事業に融資したい」と考えています。
簡単に言えば「しっかりした事業」と言ったところです。
例えば営業用の社用車ならOKですが、趣味性の高い車だと融資を受けることは困難です。また、計画性の高い事業はOK、賃貸アパート事業は微妙、不動産転売事業はダメといった感じです。
銀行に理念があるとは言え、現場の営業さんは難しい話でも何とか通してくれようとアイディアを考えてくれます。
現場ではキレイごとではなく、借り手は「低利の融資資金を元手に稼ぎたい」、営業さんは「希望に応えたい」「実績を上げたい」と考えているためです。
・低金利で貸したい
・低金利で貸しているのでデフォルトは避けたい
・デフォルトを避けたいので財務の良い企業にしか貸せない
・資金使途にもコダワリがある(社会的役割)
銀行のこのような制約が原因でお金を借りられない企業(人)はたくさんいます。
そこにソーシャルレンディングの商機があります。
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