リスクの高い投資商品であるソーシャルレンディングにおいて「上場企業」というキーワードは信頼性を大幅に底上げするものです。
しかし、本当に上場企業が関係するファンドは安全なのでしょうか?
東京商工リサーチが2019年4月26日に公開した「平成の上場企業倒産」というレポートを参考に検討していきたいと思います。
小泉内閣の構造改革(2001~2006年)による影響と、リーマンショック(2008年)の影響による倒産数が目立ちます。近年は落ち着いていますが油断は禁物です。
製造業、建設業、不動産業、金融業などが多いようです。
ソーシャルレンディングの融資先に多い業種なので要注意です。
東証1部と東証2部の倒産確率が年0.2%程度であるのに対して、JASDAQは約5倍の1.0%程度あります。一概に上場企業と言っても、東証1部・東証2部と、JASDAQ・マザーズでは雲泥の差があることを覚えておきましょう。
上場廃止後に倒産するケースを含んでいないので正確な数値は分かりませんが、意外と少ないという印象です。客観的に見て「上場企業というのは信頼性を上げる大きな要因」と言えます。
ただし、ソーシャルレンディングでは倒産率が高い条件「建設業・不動産業×新興市場(JASDAQなど)」を満たす上場企業が多いので過信は禁物です。
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