原文はPDFで配布されています。
緑の太字部分は私が完結に内容をまとめてみました。
[関連] maneoマーケット発表に対するJCサービスの反論を分かりやすく解説
1 | 2019年4月26日、JCS社は「海外水力発電所1案件(募集金額約2.5億円)を売却する契約が締結され、GIL社に元本返済が完了している」旨を公表。
JCS「海外水力発電が売れたので2.5億円をグリフラに返済しました」
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2 | maneoマーケットはGIL社借り手資金口口座を確認したことにより、GIL社への2億5000万円の着金を確認。
マネオ「たしかに2.5億円が入金されていることを確認しました」
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3 | 2.5億円が本件契約における売却代金であることを確認するため、GIL社から上記案件に係る資金を管理している口座の入出金明細を入手したところ、GIL社からJCS社あてに上記2億5000万円全額が送金されていることが判明。
マネオ「なぜ返金された2.5億円が(GILから)JCSに送金されているの!?」
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4 | さらに2018年7月6日に供託していた約7億5000万円の状況についての調査を実施したところ、GIL社は同年11月22日、その取戻しを行っていたことが判明。
マネオ「以前の供託金7.5億円も(GILから)JCSに送金されている!」
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5 | 2019年6月21日、両社名義(GIL、JCS)の書面により「GIL社はJCS社との間で合意書を締結し、投資家への償還方法が決定するまで、JCS社への本件供託金の貸付けを実施することとした」旨の回答。
グリフラ「10億円は投資家への償還方法が決まるまでJCSに貸すことにしました」
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6 | 10億円は投資家に分配するべき資金であり、JCS社あてに全額の送金が行われていたことは、弊社として到底許容できるものではなく、JCS社に対して、一刻も早く全額をGIL社に返金するよう要請。
マネオ「許せない!JCSは一刻も早く10億円をグリフラに返金しなければいけない」
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7 |
JCS社が4月26日に発表した「バイオマス発電所1案件(約7.5億円)」「太陽光発電所3案件(約15.6億円)」「バイオマス発電所1案件(約10.0億円)」に関しても、具体的な償還計画等を開示するよう要請中。
マネオ「他のファンドの償還計画もチェックしないと危ないので要請中です」
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JCS GIL |
・時間稼ぎがしたい ・怖い人(力のある人)の意向に従いたい ・どちらにせよ倒産するなら後で有利になるように資金を移動したい ・大人しい個人投資家は後回しにしよう ・会社をつぶしたくない(今さらあるのかは不明) |
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maneo |
・グリフラ(中久保氏)の暴挙は想像を超えていた ・グリフラを泳がせて投資家や行政の怒りを中久保氏に向けさせよう ・現システムではグリフラの管理に法的限界がある |
これらはあくまで私の想像と言いますか、可能性のある思惑を列挙したのみです。
当サイトでは当初から「問題が起こったことは仕方ないとして、事件として扱うことで強制的に残り資産を管理しないと資金が流出し続けてしまう」という姿勢でいました。しかし、未だに流出は続いている様子です。
中久保氏にしても瀧本氏にしても投資家より自分の利益が大切なのは当たり前のことです。ましてやお金を集める力を手にした彼らの周りには海千山千の猛者たちが群がっています。
個人投資家はあまりにも無力です。
当サイトにできることは「一般投資家が危ない事業者に投資する可能性を少しでも下げることだけ」だという思いを強くしました。
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