Fundsから新ファンドが登場しました。
今回は東証マザーズ上場企業「Kudan」への融資です。
ファンド名 | Kudan Deep Techファンド #1 |
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募集開始 | 2019年10月18日 19:00 |
利回り | 2.0% |
運用期間 | 11ヶ月 |
募集金額 | 3億円 |
融資先 | Kudan株式会社(東証マザーズ上場) |
担保 | 担保なし・保証なし |
資金使途 | Kudan社の子会社設立(日本・香港・中国) 及びその運営とDeep Tech企業への投資 |
人工知覚の基幹技術である「SLAM(自己位置推定と環境地図作成)」に関するソフトウェアを開発&ライセンス化を事業としている会社です。
売上高 | 3.76億円 |
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純利益 | 1.03億円 |
自己資本 | 9.31億円 |
自己資本比率 | 95.8% |
従業員数 | 連結15人・単独3人 |
監査法人 | EY新日本(4大監査法人) |
四季報による今後2期の業績予想も極めて良好です。
自己資本比率95.8%は上場企業3736社中8位の数値となっており、圧倒的な財務の強さを表しています。もちろん有利子負債は0円です。
1993年 | 横浜国立大学 経営学部卒業 |
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1993年 | アクセンチュアに入社 |
2001年 | イギリスのベンチャー企業に役員として入社 |
2011年 | イギリスのブリストルにてKudan Limitedを創業 |
2014年 | 日本でKudan株式会社を設立 |
2016年 | 個人投資家から総額2億300万円の資金調達 |
2018年 | Kudanが東証マザーズに上場 |
2018年12月のマザーズ上場時には資産が約890億円を超えたが、それに対して大野氏は「ばかげた金額だ。意味がない。時価総額を上げるためにやっているわけではない」と語っている。(情報源:Bloomberg)
しっかりとした理念をもった経営者という感じがします。
完全にソーシャルレンディングとは別物と考える必要のあるファンドです。
ざっくり言えば「社債」です。
他のソーシャルレンディングは「ノンバンクになれる」というイメージでしたが、Fundsは「銀行になれる」というイメージです。特に今回の「Kudan Deep Techファンド」は銀行の融資案件のような手堅いファンドです。
逆に言えば「資産を増やす」という意味では全く魅力的には感じられません。
少しリスクのある定期預金(代わりに金利が高い)と言う感覚です。
今回のファンドは3億円の先着順ですので投資しやすいファンドです。
ソーシャルレンディング初心者の方や手堅い投資先を求めている人に向いています。
ちなみにFundsのファンドに申し込む際は事前に資金をデポジットしておく必要はありませんので気を付けてください。
評価 | A | Funds(ファンズ)の公式ホームページ |
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国内債券投信のアクティブファンドはいかがでしょうか。
明治安田 日本債券ファンド 『愛称 : ホワイトウィング』
http://www.morningstar.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=2000012808
エス・ビー・日本債券ファンド 『愛称 : ベガ』
http://www.morningstar.co.jp/FundData/SnapShot.do?fnc=1998032301
過去の実績で将来はわかりませんが、過去10年間は年率2.3~2.7%で運用されています。
個人では買えない社債を間接的に購入できる点が魅力かと思います。
分散投資、市場の厚み、適切な手数料、流動性の高さ、投資家の保護などがメリットになるかと思います。
他にはソフトバンクグループの社債などでしょうか。1口100万円なので金融資産がかなり豊富にある人ならば分散投資先の一つになりえるかとも思いました。