2020年2月18日、米大手ソーシャルレンディング会社のLending Club(レンディングクラブ)が、ネット銀行「ラディウス」を1億8,500万ドル(約200億円)で買収することを発表しました。
アメリカ国内で最大級のソーシャルレンディング事業者です。インターネット上で個人間の融資を仲介する仕組みを提供し、2019年は123億ドル(約1兆3,500億円)の融資を仲介しています。
提供するローンは「個人ローン」「ビジネスローン」「自動車ローンの借り換え」「患者向けローン」などで、全てのローンは無担保の個人ローンとなっています。
金利に関しては、信用スコア、信用履歴、希望額、収入、負債比率などに基づきLending Clubが決定します。融資額は1,000ドル~40,000ドル(約11万円~約440万円)であり、融資期間は3~5年となっています。
1987年に創業したマサチューセッツ州ボストンに拠点を置くネット銀行です。マサチューセッツ州で最も成長している銀行の1つであり、14億ドル(約1,540億円)の総資産を保有しています。
ニューヨーク証券市場に上場している「Bankrate」という金融メディアで「ベストオンラインバンク2020」を獲得しています。以下はBankrate.comのレビューをGoogle翻訳したものです。
ソーシャルレンディング会社が銀行を買収するなんて凄いニュースです。
そして、Lending Clubの仲介額(約1兆3,500億円)が恐ろしい数値です。
ちなみにSBIソーシャルレンディングの2019年の募集総額は312億円です。
・日本のGDP → アメリカの4分の1
・日本の消費者金融業界の貸付残高(消費者向け) → 約6.4兆円
・日本の消費者金融業界の貸付残高(事業者向け) → 約17.0兆円
・日本の消費者金融の貸付金利 → 16%以上が7割を超える
・アイフルの総資産は7,605億円
※消費者金融業界の数値は金融庁が公開している最新データを利用しています。
これらをデータを見ると、信用情報取得システムと信用スコア算出が洗練されていけば、まだまだ国内ソーシャルレンディング業界の成長は期待できます。遠い先の話ですがいつかは個人向け融資サービスも復活するかもしれません。
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