新興不動産クラファンの「SOLS（ソルス）」から第5弾ファンドが発表されました。
利回りは低めの3.0%ですが、かなり手堅い投資対象となっています。
| ファンド名 | 空家再生ファンド＠愛媛県今治市 |
|---|---|
| 利回り | 3.0%（インカムゲイン型） |
| 運用期間 | 6ヶ月 |
| 募集金額 | 960万円 |
| 募集方式 | 抽選 |
| 募集期間 | 2023年4月3日 10:00 ～ 4月10日 15:00 |
| 備考 | 劣後出資比率 42.86% |
| 物件名 | 今治グループホーム |
|---|---|
| 住所 | 愛媛県今治市郷桜井3丁目3-58 |
| アクセス | JR四国 予讃線「伊予桜井」駅 徒歩約10分 |
| 土地面積 | 139.2㎡ |
| 延床面積 | 102.44㎡ |
| 種別 | 居宅 |
| 構造 | 木造スレート葺２階建 |
| 備考 | 不動産評価はDCF評価額を採用 |
・2018年12月にSOLS運営会社の「不二興産」が取得
・グループホーム運営会社に賃貸中
・伊予桜井駅の乗降人員は564人/日
当ファンドの劣後出資比率は驚きの42.86%です。
すでに貸出中のグループホーム運営会社からの賃料を配当原資としているため、安全性の高い投資対象です。
賃借人の賃貸借契約解約予告が3ヶ月前に設定されていることに加えて、2023年7月21日以前に解約予告が入った場合でも、損失は劣後出資分から負担されます。
SOLS運営の不二興産は収益不動産再生事業を主軸とする会社のため、空家再生のようなプロジェクトを得意としています。
| 社名 | 株式会社不二興産 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県名古屋市西区南川町227番地 |
| 代表者 | 猪子 能史 |
| 設立 | 2000年8月 |
| 従業員数 | 33名 |
| 事業 | 収益不動産再生事業、コンサルティング事業、建物管理事業 |
| 決算末日 | 2021年06月30日 |
|---|---|
| 発表日 | 2021年10月12日 |
| 売上高 | 40.34億円 |
| 純利益 | 0.21億円 |
| 利益剰余金 | 6.99億円 |
| 株主資本 | 7.99億円 |
| 総資産 | 47.95億円 |
| 株主資本比率 | 16.6% |
最新（2022年6月期）の売上は65億9,700万円と急伸しています。
無理せず黒字経営を続けてもらいたいところです。
また、IPO準備のための「内部監査室長の求人」が掲載されています。
・愛知県名古屋市生まれ（1968年9月29日）
・不動産会社勤務後、2000年に不二興産を設立
・2009年頃からは収益不動産再生に特化して事業を展開
・収益不動産オーナーのコンサル事業も展開
・CSR（企業の社会的責任）の活動に積極的
・2018年に「満室大家さんは幸せ大家さん」を出版
・利回りは低め（3.0%）
・インカムゲイン型（賃貸中）
・劣後出資比率が高い（42.8%）
・運用期間は6ヶ月
・運営会社の信頼性はそれなりに高い（売上65.9億円、従業員33名）
利回りは低め（3.0%）ですが、安全性を考えると悪くない投資先だと思います。
運用期間6ヶ月は好みが分かれるところです。
今回のファンドだけを見ると名簿集めかなと思うのですが、過去のファンドはなかなかのボリュームです。
[1] 2,240万円 4.1ヶ月
[2] 3,500万円 6.1ヶ月
[3] 18,700万円 18.3ヶ月
[4] 6,000万円 10.9ヶ月
[5] 960万円 6.0ヶ月
名簿集め、IPO時のイメージアップ（クラファン事業）、純粋に資金繰り目的などが考えられます。
