購入時手数料 | 購入時にかかる手数料です。最近では購入時手数料0円のいわゆる「ノーロードファンド」が人気です。SBI証券で調べたところ2,672本中1,326本がノーロードファンドでした。 |
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信託報酬 | 毎年かかるため最も重視するべき手数料です。指数連動型のインデックスファンドでは0.2%~0.5%が多いのですが、アクティブファンドだと1.0%~1.5%もかかってしまいます。 |
信託財産留保額 | 投資信託を解約する際に支払う費用です。この費用は運用会社の収入ではなく、保有投資家の資産となるため低いほうが良いわけではありません。SBI証券の取扱ファンドでは2,672本中1,629本が0%でした。 |
投資信託では上記3つのコスト以外に「売買委託手数料」や「監査報酬」などのコストがかかっています。これらは運用報告書を見ることで確認することができます。
上記は「ひふみ年金」の1万口当りの費用明細です。信託報酬0.819%に対して、合計コストは1.004%かかっています。隠れコストは0.185%です。
私がiDeCoで購入している「DCニッセイ外国株式インデックス」は信託報酬0.207%に対して、合計コストは0.296%かかっています。隠れコストは0.089%です。
隠れコストはそれほど大きくないうえ、自分で株式売買を行う場合にもかかるため、そこまで気にする必要はありません。
ウェルスナビの手数料は1.0%(税別)です。
加えて購入するファンドの信託報酬などがかかります。
ウェルスナビは非常に信託報酬の低いバンガードファンドを採用しているため、採用ETFの信託報酬は0.05%~0.44%です。以下の表は資産クラス別の信託報酬です。
資産クラス | 採用ETF名 | 信託報酬 (税別) |
---|---|---|
米国株(VTI) | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | 0.05% |
日欧株(VEA) | バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF | 0.09% |
新興国株(VWO) | バンガード・エマージング・マーケッツETF | 0.14% |
米国債券(AGG) | iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF | 0.05% |
金(GLD) | SPDRゴールド・シェア | 0.40% |
不動産(IYR) | iシェアーズ 米国不動産ETF | 0.44% |
ロボアドと同じような性質(バランス型インデックス投信)を持つ「りそなAM-Smart-i 8資産バランス」であれば信託報酬0.173%~0.216%で済みます。
期待利回りを5%と仮定した場合、
ウェルスナビ 5.0% - 1.2% = 3.8%
りそなAM 5.0% - 0.173 = 4.827%
と非常に大きな差となります。
(1) 手数料の低い投資信託は数少ない真っ当な投資先
(2) ロボアドよりもバランス型投資信託を買うべき
(3) なにはともあれiDeCoを活用するべき
ただし、稼ぐことよりも「楽しむこと」や「勉強すること」が目的であれば、インターフェースの優れたロボアドを選ぶメリットはあります。
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