ソーシャルレンディング投資家にとって魅力はあるのか?
SBIソーシャルレンディングの狙いは何なのか?
利回り | 3.0% |
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運用期間 | 約12ヶ月 |
募集額 | 7億5,000万円 |
担保評価 | 8億円(稼働済太陽光発電所) |
資金使途 | 既存債務の借り換え資金(太陽光発電事業の事業資金) |
エリア | 九州電力管轄内 |
売電価格 | 24円/kWh |
借手1 | 太陽光発電事業者 |
借手2 | 本件管理業者の代表者が代表取締役である株式会社 |
協業 | 玄海インベストメントアドバイザー社 |
募集期間 | 2019年3月14日~3月22日 |
完成した発電所が売れるまでの「つなぎ資金」です。
2019年1月下旬から売電事業を開始している稼働済太陽光発電所が担保となるため、安全性は高いと考えられます。
SBISLによると担保評価額(8億円)には「信頼できる第三者機関が算出した適正と思われる価格」を採用しているそうです。2019年2月の発電量実績は163,224kWhで売電金額は4,230,766円です。
売電収入の予想値 | |
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2019年3月 | 6,500,000円 |
2019年4月 | 7,800,000円 |
2019年5月 | 8,600,000円 |
2019年6月 | 7,400,000円 |
2019年7月 | 8,400,000円 |
2019年8月 | 8,800,000円 |
2019年9月 | 7,000,000円 |
2019年10月 | 6,900,000円 |
2019年11月 | 4,500,000円 |
2019年12月 | 3,700,000円 |
2020年1月 | 3,600,000円 |
2020年2月 | 4,500,000円 |
年間売電額は7,770万円になっていますが、あくまで予想値ですので10%ほどマージンをとって年間6,993万円をベースにします。
担保評価額に対する表面利回りは8.7%と悪くない数値です。
借手1の太陽光発電事業者は売電開始から間もないため債務超過となっています。
しかし、SBISLでは「太陽光発電事業における収益」と「担保評価額が貸付実行額を上回っている」という2点から返済能力があると判断しています。
(1) 十分な売電収入&担保評価額
(2) 好条件な事業用地(田畑に囲まれたなだらかな平地)
(3) SBISLと玄海インベストメントアドバイザーの信頼性
(4) SBISLの手数料が低い(0.5%)
(5) 九州エリアなので太陽光発電抑制が心配だが影響は小さい
たしかに完成前の太陽光発電所と完成後の太陽光発電所では大きなリスク差があることは分かります。それでも3.0%の利回りは低いと感じます。
安全性重視であればオーナーズブックの4.5~5.0%案件を狙っていきます。
現に24時間経過しても1.1億円の応募しかありません。
このペースだと抵当順位を落としての再募集があるかもしれません。
個人的には投資対象に入りませんでしたが、ソーシャルレンディング投資家全体にとっては「SBISLに安全性重視ファンドという選択肢が増える」「SBISLの募集額が増える」「SBISL再生可能エネルギー案件の資金調達手段が増える」などのメリットがあります。
評価 | 休止 | SBIソーシャルレンディングの公式ホームページ |
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