私が現時点で約3,700万円(全投資額の76.8%)を投資しているSBIソーシャルレンディングですが、100%安全だと考えているわけではありません。
今回はSBIソーシャルレンディング(以下SBISL)が過去に起こしたデフォルト(貸し倒れ)をおさらいしながら、危険性を分析していきます。
貸付総額 | 78,570,000円 |
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償還済み元本 | 66,091,543円 |
運用中元本 | 2,365,810円 |
延滞中元本 | 180,548円 |
デフォルト額 | 10,112,647円 |
SBISLがサービス開始当初に提供していた個人向けローンファンドです。7,857万円の貸付総額に対して、デフォルト+延滞が1,029万円(13.1%)もあります。
次に償還済み元本6,609万円から発生した収益を計算してみます。平均貸付期間2.87年、平均利回り7.28%、元利均等返済、繰上返済は無視で計算すると、約725万円の収益が発生したことになります。
つまり、7,857万円の募集に対する損失は304万円程度(3.8%)ということです。
さすがのSBISLと言えども個人向け無担保ローンファンドでは投資家利益を生み出すことはできませんでした。
貸付総額 | 71,674,850,000円 |
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償還済み元本 | 41,720,675,401円 |
運用中元本 | 30,040,187,599円 |
延滞中元本 | 54,000,000円 |
デフォルト額 | 129,987,000円 |
2011年から順調な運用を続けていたオーダーメード型ローンファンドですが、2018年9月に不動産バイヤーズローンファンド(※)17~22号の延滞が発表されたときは業界全体が騒然となりました。しかし、不動産担保を売却することで致命傷になることなく軟着陸しました。
デフォルト+延滞は1.84億円で貸付総額の0.25%です。
次に償還済み元本417億円から発生した収益を計算してみます。平均利回り6.5%、平均運用期間17ヶ月で計算すると、約38.4億円の収益が発生したことになります。
過去8年間で約36.6億円の投資家利益を生み出してきたオーダーメード型ローンファンドは素晴らしい実績だと評価できます。
※バイヤーズローンファンドはオーダーメード型を構成する1ファンドです。
※デフォルトを起こした事業者の1つは「トウキョウ運河」だと考えられています。
※私はバイヤーズローンファンド16号と17号で延滞を食らいました。
他にも、上場企業に融資できる「Funds」、安全性重視の「オーナーズブック」、不動産クラファンで透明性が高い「FANTAS」と「CREAL」、信頼性の高い海外投資ができる「クラウドクレジット」などはパートナーとして魅力的です。
評価 | 休止 | SBIソーシャルレンディングの公式ホームページ |
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