クラウドクレジットの運営体制の強化について杉山社長のYoutube動画で解説

今回は当社が現在どのようなファンド運営体制の強化を図っているかにつきましてご説明をさせていただきます。

当社クラウドクレジット株式会社は昨年2018年の後半から今年の上半期にかけまして、より多くのファンドをお客様にご提供するために「ファンドの量産体制」を築いてまいりました。

現在につきましてはファンドの主要3機能と呼ばれます、審査・管理・回収につきまして大幅な強化を図っております。

まず、審査を行うに際しての強化ポイントについてご説明させていただきます。

貸付けの審査につきましては、これまでクラウドクレジットでは審査の担当者が資金需要者さんから膨大なデータをいただきまして、それを3～4ヶ月間かけて審査を行います。

さらに投資委員会で投資委員全員の賛成を得た場合のみ、お客様にファンドとして投資機会をご提供するということを行ってまいりました。

その中で、昨今、クレジットスコアリングモデルというものを導入いたしました。クレジットスコアリングモデルは一定のデータを入力すると自動的にスコアが算出されるものとなっております。

これを正式に審査に導入いたしまして、今後は人の審査担当者とスコアリングモデルの2つを用いてファンドを提供するかどうかの判断を行っていくという、審査体制に移行してまいります。

また、人の審査担当者が審査をするプロセス自体も標準化を進めてまいりまして、精度を向上させていくことを目指しております。

投資委員会もプロセス化を進めまして、より抜け落ちの無いような委員会としていくことを進めております。

次に融資を実行した後のモニタリングにつきましては、貸付契約書におきまして「コベナンツ」という資金需要者さんの事業活動や財務活動が一定の範囲内に収まるということを約束していただく条項を入れさせていただいております。

融資後は資金需要者さんの企業活動や財務活動が当社のお約束していただいている範囲内に収まっているかを中心に確認させていただいており、このようなモニタリングプロセスを継続的に強化をしてまいります。

次に回収体制の強化につきましては、ローン契約書を資金需要者さんと締結させていただいておりますが、資金需要者の事業や財務の面で何らかの変調をきたした場合につきましては、契約書に書いてあることに従ってお互いにアクションをとっていきます。

また、ローン契約書の文言改善は継続的に行っていきます。

当社は非常に多くの国で融資活動を行っていることから、各国の弁護士事務所や債権回収業者ときちんのコミュニケーションを取れるように、国際的な弁護士事務所のネットワークや、国際的な債権回収業者のネットワークとの関係性を深めていっております。

また、この審査・管理・回収という3つの主要な機能に加えまして、信用リスク管理とトップダウンアプローチの評価の2点を行っております。

信用リスク管理につきましては、モデルを用いました推定損失率によりまして、当社がお客様に提供しているファンドが、きちんとリスクに見合った期待リターンをご提供できるようになっているかを深く分析しています。

また、融資先の企業さんにつきまして、もしものことがあるときに「どのような道をたどってデフォルトに至ってしまうか」というようなシミュレーションを行いまして、デフォルトが起きてしまう前に準備するとか、起きたらすぐに対応するといった体制を取れるように強化してまいります。

最後にトップダウンアプローチという言葉につきましては、馴染みのない方も多いと思いますが、これにつきましてはマクロ経済の分析ということになります。

当社は各国で魅力的な企業さんに融資を行ってまいりますが、その国自体の経済がガタついてしまったり、通貨が下落してしまいますと、お客様のリターンも下落してしまいますので、そこについて分析を行っています。

具体的には現地の国の経済はもちろん、私たちが住んでいる日本の経済の状況も為替レートに影響してくるので確認をします。

また、世界経済の動向につきましても当然、各国の経済状況に影響して参りますので、日本経済と世界経済と現地経済、これらにつきましてより深く分析を行ってまいります。

引き続きクラウドクレジットのご愛顧のほどをよろしくお願いいたします。