成長期待国への投資で10%以上の高利回りを狙える
評価 | B | クラウドクレジットの公式ホームページ |
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運営 | クラウドクレジット株式会社 |
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設立 | 2013年1月(サービス開始は2014年6月) |
住所 | 東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル802 |
株主 | 株式会社バンカーズ・ホールディング(100%) |
役員 | [代表取締役] 澁谷 剛 |
利回り | 5.9~11.2%(目安) |
口座種類 | デポジット口座 |
入金銀行 | 三井住友銀行 |
行政処分 | なし |
クラウドクレジットは利回り10%を超えるファンドに投資できる数少ないソーシャルレンディング事業者です。成長期待国での融資を対象としているためリスクが高いように感じますが、経済成長がはじまったばかりの本当の意味でのフロンティア国への融資を行っていません。
高利回りの理由① | 東欧、南米、ロシアなどの成長期待国を対象としているため |
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高利回りの理由② | 個人や小規模ビジネスへの融資を対象としているため |
私は10%を超える国内案件には一度も投資したことはありません。それほどの高金利でお金を借りることは不自然ですし、借り手に与える負担も大きすぎるためです。
クラウドクレジットのように成長期待国での投資であれば、「インフレ率」「経済成長率」「為替リスク」などを考慮して10%以上の利回りも不自然ではありません。
クラウドクレジットの株主は「これでもか」と感じるほど有名な企業ばかりです。これだけの株主を揃えていれば信頼性アップの効果がありますし、資金面での心配も少なくなるので、目先の利益に囚われずに済みます。
ただし、「素晴らしい経歴」と「有名企業からの出資」の組み合わせが必ずしも大きな成功を約束するものではないことを心に留めておかなければいけません。
海外への融資案件なので為替レートの変動が影響します。
過去に私が投資した案件も
ファンド名 | 予定利回り | 実際の利回り |
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東欧ファンド 13号 | 10.5% | 35.6% |
ロシアファンド 6号 | 13.0% | 2.6% |
と大きく変動しました。
そのため「十分に分散して長期的に投資すれば為替変動の損得は収束する」と大局的に考えられない人には不向きです。「為替変動」と「延滞・貸し倒れ」を切り離して考えられるようにしましょう。
初心者の方は、やや利回りは低下してしまいますが為替ヘッジ付きファンド(円建てファンド)がおすすめです。為替リスクを避けることができます。
クラウドクレジットは「海外投資」ということ以外に「積極的な情報発信」を特徴としています。個人的にはSBIソーシャルレンディングのようにビジネスライクなスタイルが好みですが、継続的で質の高い情報発信は安心材料の1つになります。
① TOPページでの毎月の実績グラフ
② 公式noteでの情報発信(テキスト)
③ 公式Youtubeでの情報発信(動画)
とても好きなサービスです。様々な国の様々な人に融資するというコンセプトにワクワクします。とても丁寧に作られた仕組み(ファンド)なので、多くの人が思い浮かべる「新興国投資」のイメージほどリスクは高くないと思います。
・高い利回り
・優秀な経営陣
・有名企業が株主
これらの要素を考えると非常に魅力的なサービスですが、
・高リスク&高リターン
・融資先が海外なのでトラブルが起こりやすい
・無担保なのでリスクが高い
・ファンドごとに利回りが大きく異なる
・為替変動の影響を大きく受ける
これらの要素を考えると「投資家の手腕がもっとも問われるソーシャルレンディングサービス」と言えます。しっかりと勉強を重ねて、丁寧に分散投資を行いながら、慎重にお付き合いしていきたい事業者です。
評価 | B | クラウドクレジットの公式ホームページ |
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口座開設に不慣れな方は「口座開設の手順と所要時間」を参考にしてください。 |
[59%] ユーラシア金融事業者ファンド19号 13.0%
[54%] メキシコ太陽光事業者支援ファンド2号 11.3%
[48%] インドネシア中小企業支援ファンド1号 変動型
[44%] 東南アジア未電化地域支援プロジェクト1号 8.0%
が人気です。私もユーラシア金融事業者ファンドに投資しました。