クラウドクレジットの社外取締役に元ゴールドマンサックス証券の宇根尚秀氏が専任されました。その効果や注意点について説明いたします。
1998年 | 東京大学工学部化学システム工学科卒業 |
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2000年 | 東京大学工学系研究科化学システム工学修士課程終了 |
2000年 | ゴールドマンサックス証券 エクイティ部門デリバティブトレーディング部 |
2009年 | ゴールドマンサックス証券 マネージングディレクター |
2015年 | ゆうちょ銀行 市場部門 執行役員 |
2018年 | ゆうちょ銀行 市場部門 常務執行役員 |
2019年 |
ゆうちょ銀行 市場部門 常務執行役員 JPインベストメント最高執行責任者(COO) |
2020年 | インベストメントLab株式会社 代表取締役 |
ゴールドマンサックスとゆうちょ銀行でアセットクラスの運用を長年に渡り経験している人物です。ゆうちょ銀行が収益力の強化を目指して採用した運用プロフェッショナル「七人の侍」の1人として知られています。
外部からの視点により経営をチェックするための役割です。
経営や不正のチェックという実務的な面だけでなく、会社側としても社外取締役の経歴に傷をつけるわけにはいかないので、下手なことはできなくなります。
また、若いベンチャー企業の場合、会社の勢いや若い雰囲気を保ったまま、外部から大人の意見を取り入れられるメリットがあります。
チェック機能に関しては大きな効果は見込めません。
個人的な経験からも外部から経営に関わることは極めて難しいと感じていますし、10年以上も粉飾決裁を行っていたオリンパスにも3名の外部取締役がいました。
また、ソーシャルレンディング業界でも役員に元官僚の名前を連ねて信頼性を確保したのちに巨額の延滞を発生させた事業者もあります。
「社外取締役就任の効果」と一括りにするのではなく、企業、人物、時期、意図などを総合的に判断する必要があります。
元からクラウドクレジットのモラル面での心配はしていなかったので、宇根尚秀氏が社外取締役に就任してもモラル面における信頼性向上効果はないと考えています。
しかし、ファンド運用のプロ中のプロである宇根尚秀氏の存在はクラウドクレジットの若い経営陣を補完する良いアドバイザーとなります。
そのため、経営面での信頼性には好ましい影響があると考えています。
評価 | B | クラウドクレジットの公式ホームページ |
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