クラウドクレジットから新ファンドが登場しました。
ペルーのマイクロファイナンス事業者への貸付けです。
ファンド名 | ペルー女性事業主向け協同組合支援ファンド1号 |
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利回り | 7.6% |
運用期間 | 19ヶ月 |
貸付通貨 | ペルーソル建て |
担保・保証 | 無し |
備考 | 運用手数料は4.0%(年率換算2.6%) |
社名 | COOPERATIVA DE AHORRO Y CRÉDITO KORI |
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所在地 | Calle Álvarez Thomas N°539 distrito, provincia y departamento de Arequipa –Perú |
事業展開国 | ペルー |
事業内容 | マイクロファイナンス(貯蓄信用協同組合) |
設立年月日 | 2013年2月26日 |
主要メンバー |
【Gerente General】 Javier Valencia 【Presidente】 José Luis Tapia Casabonne 【Vicepresidente】 Javier Francisco Usseglio Gaytán 【Secretario】 Frank Anthony Michell López de Romaña 【Suplente】 Mauricio Luis Martín Chirinos Chirinos |
従業員数 | 424名 |
ホームページ | https://kori.pe/ |
KORI社はペルーの首都リマと第二都市アレキパを拠点し、マイクロファイナンス事業を営んでいます。KORI社の特徴は女性の個人事業主向けの融資に注力している点です。単独での融資が難しい個人事業主に対しては、13~50人を1つのグループにまとめ、相互連帯保証とすることでリスクを低減しています。
決算年月 | 2018年12月期 | 2019年12月期 |
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営業収益 | 20,018,063 | 36,492,077 |
当期純利益 | 1,640,554 | 2,133,687 |
総資産 | 59,979,890 | 90,114,613 |
貸出金融資産 | 50,887,857 | 75,866,510 |
総負債 | 51,067,823 | 79,458,893 |
純資産 | 8,912,067 | 10,655,720 |
本日(2020年12月15日)の1ペルーソルは28.99円なので、貸出21.99億円、粗利益10.57億円、純利益6,185万円、純資産3.09億円といったイメージです。
なかなかの好業績企業と言えます。
・日本貿易保険のカントリーリスク評価はD(日本貿易保険)
・ペルーのインフレ率は2%程度で推移している
・ペルーソルは中南米地域では最も安定した通貨と評価されている(Wikipediaより)
・高めの利回り7.6%
・比較的安定しているペルーソル建て
・業績良好なマイクロファイナンス事業者への貸付け
・社会的インパクト投資
・投資しやすい(クリック合戦なし)
これらを要素を考慮すると悪くないファンドです。
しかし、クラウドクレジットのファンド全体に言えることですが、「調査コストなどが高くかかる」「現地でも源泉徴収税がかかる」といったことから国内融資ファンドと比較してコスト面で不利が生じてしまいます。
個人的にはリスクを考えると、もう少し利回りを高くして欲しいところです。
このあたりのリスクとリターンのバランスは社会的インパクト投資ということで納得できるかどうかにかかってきます。
投資の際はしっかり分散投資することを心掛けてください。
評価 | B | クラウドクレジットの公式ホームページ |
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