カナメ先生
大事な資産を年3~5%で増やす技術を学ぶ場所
ソーシャルレンディング投資の学校
ブログ(1029)掲示板SL事業者ランキングファンド検索運営者紹介ふどクラ研究所

クラウドクレジットが約7億円の資金調達!個人投資家にとって朗報か?

投稿日:2020年5月16日 | 執筆:カナメ先生
(本記事はアフィリエイトURLを含みます)
丸井グループの未来志向

2020年5月15日、クラウドクレジットが丸井グループなどから約7.0億円の資金調達を実施するとの発表がありました。

丸井グループのビジョンである「ファイナンシャル・インクルージョン」と、クラウドクレジットの特徴である「社会的インパクト投資」の方向性の一致が大きな要因となったようです。

クラウドクレジット(CROWD CREDIT)とは

海外ファンドをメイン商品とするソーシャルレンディング事業者としては国内ナンバーワンの実績を持つサービスです。

クラウドクレジットのデータ
・設立:2013年1月(サービス開始は2014年6月)
・累計出資金額:約293億円
・運用残高:約158億円
・ユーザー登録数:約46,000人
・調達後企業評価額:102.0億円

クラウドクレジットの魅力
(1) 高い利回り(目安:5.5%~12.0%)
(2) ファンドの透明性の高さ
(3) 投資のしやすさ(十分なファンド募集数&募集額)
(4) 大企業が株主(SBIインベストメント、LINE、三菱UFJ、第一生命 etc)
(5) 7年間の運営実績(ソーシャルレンディング業界では老舗)
(6) 優秀な経営陣(CEO=東京大学法学部卒、COO=一橋大学社会学部卒)

クラウドクレジットの注意点
(1) 為替リスク&カントリーリスクがある(リターンが予測できない)
(2) 運用期間が長いものが多い(平均2年程度・メリットもある)

今回の出資者一覧&各出資者のコメント

・丸井グループ
・Sony Financial Ventures
・global brain

丸井グループ 取締役 常務執行役員CFO 加藤浩嗣氏
まず始めに、今回クラウドクレジットという素晴らしい会社に出資させていただく機会をいただけたことに大変感謝しております。私どもも長期ビジョンの重要な要素にFinancial Inclusionを掲げておりますが、理念に共感できる両社の共創によりビジョン実現の確度が高まると期待しています。さらには、私どものお客様にも社会的インパクト投資への参画機会を共創し、互いの成長を加速したいと考えております。これを契機に末永いお付き合いをして行きたいと考えております。
【クラウドクレジットのプレスリリースより引用】

ソニーフィナンシャルベンチャーズ 代表取締役社長 石井茂氏
クラウドクレジットは、日本のお金を世界の成長期待国に繋げるという非常にユニークなビジネスモデルに取り組んでいます。新興国の事業振興を支援しつつグローバルな分散投資を実現できるこのスキームは、投資家にとって大変魅力的なだけでなく社会的にも有意義なものです。ソニーフィナンシャルグループでも協業を通じて「世界に貢献する投資」の発展に寄与したいと考えています。
【クラウドクレジットのプレスリリースより引用】

グローバル・ブレイン 代表取締役社長 百合本安彦氏
クラウドクレジットは、これまで日本と新興国を繋ぐユニークなプラットフォームを着実に成長させてきました。どんな難局にも立ち向かい、お客様の為に素早く適切な対応をしていくことができる杉山社長と経営陣を大変信頼しています。COVID-19の影響で、今後の世の中のお金の流れが変わる可能性がある中で、クラウドクレジットの社会的意義は増していくと期待しています。既存投資家として継続して支援させて頂きたいと思います。
【クラウドクレジットのプレスリリースより引用】

今回の資金調達の意図

・出資者との話し合いは2019年12月から行われた
・追加の資金調達をしなくても運営継続できる資金繰り計画が立っていた
・そのような状況下であえて追加資金調達を行った
・公共性の高い事業であるためキャッシュを積んでおくべきだと判断
・資金調達環境の悪化を懸念して前もって動くことにした

【参考ページ】
・INITIAL「クラウドクレジットに見る「投資家とバリュエーション」の一貫性」

今回の資金調達のメリット

・キャッシュの充実(経営の安定化)
・外貨取引に強いソニー銀行との連携推進
・丸井グループのtsumiki証券との連携推進

クラウドクレジットの出資者全一覧(非公開の出資者は含まず)

・マネックスベンチャーズ
・GCIキャピタル
・フェムト・スタートアップ
・伊藤忠商事
・フェムトパートナーズ
・三菱UFJキャピタル
・第一生命保険
・LINEベンチャーズ
・マネックスベンチャーズ
・YJキャピタル(Yahoo!Japanグループ)
・ソニーフィナンシャルベンチャーズ
・グローバル・ブレイン
・SBIインベストメント
・丸井グループ

カナメ先生の見解

「設立から7年以上が経過」「信頼性の高い株主」「優秀な経営陣」という条件を備えたクラウドクレジットであっても、新型コロナの影響の大きさに若干の不安を感じていました。

しかし、今回の資金調達で不安が軽減されました。

その理由は「ソーシャルレンディングは個人投資家に利益をもたらし続けないかぎり成立しない事業」であり、大手出資者の優秀なスタッフが「クラウドクレジットには将来性がある」と判断したためです。

また、キャッシュの充実も大きな安心材料となります。

つまり、今回の資金調達は「個人投資家にとって朗報」だと言えます。

個人的にも高評価のクラウドクレジットですが、あえて不満点をあげるのであれば「ユーザビリティの悪さ」です。むしろ情報量に関しては他社よりも多いぐらいなのですが、見づらいのが難点です。

まだまだ改善余地があるということですので、クラウドクレジットのさらなる進化に期待しています。

評価Bクラウドクレジットの公式ホームページ

関連記事:クラウドクレジット・海外投資案件

クラウドクレジットの評価と評判
杉山智行さんの経歴・評判 | クラウドクレジット
クラウドクレジットがバンカーズホールディングス傘下に!投資家への影響は?
クラウドクレジットの現状!パフォーマンス推移やウクライナ侵攻の影響を解説
クラウドクレジットを再評価!複数ファンドのデフォルトは致命傷となるのか?
クラウドクレジットは儲かるのか?2021年9月時点のパフォーマンスを分析
クラウドクレジットの徹底攻略!3つのポイントでハイリターンを目指す
クラウドクレジットが約11億円の資金調達!出資企業は三井住友海上とGMO
クラウドクレジットの既存投資家向けキャンペーン!アマギフが最大12万円分
クラウドクレジットの高還元率キャンペーン!アマギフ最大20万円分をゲット
クラウドクレジットの人気ファンドランキング!全18種類・2020年11月
実績ある社外取締役はソーシャルレンディング事業者の信頼性をアップさせるか?
クラクレの新ファンド「ペルー女性事業主向け協同組合支援ファンド」を徹底分析
利回り7.2%!クラウドクレジットから円建て中心の先進国通貨パッケージが登場
クラウドクレジットとSBIグループの連携ファンドが新登場!本日販売開始
クラウドクレジットにおいて為替変動と投資リターンを分けて考えるべきか?
クラウドクレジット「ユーラシアオンライン金融事業者ファンド」の変更点
クラクレの「米国セキュリティベンチャー事業者ファンド」を徹底分析
クラウドクレジットのカメルーン案件で大規模デフォルト!Ovamba社と認識相違
クラウドクレジットがカメルーンファンドの回収終了!Ovamba社を訴えない理由
クラクレで為替損失!?円高をキッカケにドルコスト平均法の大切さを見直そう
クラウドクレジットが大手証券会社の資金運用を開始!プロが認める投資商品
クラウドクレジットの杉山智行社長がファンド全張りを推奨
クラウドクレジットがファンドパッケージ機能をリリース
クラウドクレジットで扱うファンドの通貨一覧&為替チャート [随時更新]
為替リスクとは?為替ヘッジはかけるべきか?
ソーシャルレンディングの海外案件をFXで為替ヘッジする方法
クラウドクレジットの新規案件募集は月2回
人気No.1!ユーラシア金融事業者ファンドの利回り実績を分析
人気No.2!東欧金融事業者支援ファンドの利回り実績を分析
クラウドクレジットの東欧金融事業者支援ファンドを徹底解説
クラウドクレジットのマイクロローン事業者ファンドを徹底解説
クラウドクレジットのユーラシア金融事業者ファンドを徹底解説
クラウドクレジットのユーラシア個人向け小口融資事業者支援ファンドを徹底解説
クラウドクレジットのシンガポール広告代理店ベンチャー企業支援ファンドを解説
クラウドクレジットの第7期決算公示は5.6億円の赤字!黒字化はいつか?
クラウドクレジットが2019年12月期決算で赤字幅縮小!前期と比較しました
クラウドクレジットの2021年12月期決算!赤字4億円からの突破口はあるのか?
クラウドクレジットのペルー小口債務者支援プロジェクトファンドで遅延発生
順調に返済中!クラウドクレジット・ペルー案件は遅延中の金利も支払われるの?
クラウドクレジットのペルー案件が再延長!私の投資元本は返ってくるのか?
クラクレのマイクロローン事業者ファンドで延滞発生!デフォルトの危険性は?
朗報!クラウドクレジット・マイクロローン事業者ファンドの延長解消が進む
クラウドクレジットの口座開設手順
クラウドクレジット掲示板

カナメ先生
この記事を書いた人
21歳から投資をはじめて投資歴23年。ソーシャルレンディング歴9年。運用資産4億円以上。
IT会社経営、薬局経営、新築アパート投資、株式投資、REIT投資、クラファン投資などの幅広い経験が武器であり、「凡人なりに出来ることをコツコツと堅実に行うこと」がモットーです。
ソーシャルレンディング格付けランキング
ブログの同カテゴリ記事一覧

データセンター投資で利回り12%+アップサイドの「FUNDI」は危ないのか?
みんなで大家さんに業務停止命令!さらに解約制度の一時停止を発表
東証STD上場企業が運営するB-Den(ビデン)を徹底分析!面白味のなさが魅力
Fundsの新機能「ファンド予約機能」って便利なの?メリット・デメリットを解説
高利回りの注目事業者「ヤマワケエステート」を徹底分析!利回り8.0~15.4%
全記事の一覧

一言掲示板 : 情報交換、改善希望、質問など
[2555] no name(2020-05-20 19:28:25)
めでたいですね。
[2540] no name(2020-05-20 16:24:28)
朗報以外の何ものでもない
[2412] no name(2020-05-18 07:39:44)
丸井ってフィンテックなのね〜
[2324] no name(2020-05-16 17:30:49)
マルイの営業利益の大部分はフィンテックらしいので、相性がいいのかも
https://www.fastgrow.jp/articles/marui-kantake-nakaki
[2317] no name(2020-05-16 14:03:11)
>2314 資金調達には杉山社長は殆ど関わっていないと記事に書いてありましたね。CFOは経歴も立派だし、これだけの株主を集められるのだからやり手なのだろう
[2316] no name(2020-05-16 13:49:57)
過去のファンドの償還実績一覧をグラフ付で分かりやすく載せてくれれば
もっと初心者にもとっつきやすいと思うんですけどね

以前提案して断られたのでこちらに書き込み始めたのですが

[2314] no name(2020-05-16 12:36:21)
目立つのはCFOの活躍だね。丸井と組むなんて凄いな
[2313] no name(2020-05-16 12:00:26)
COOがいちいちグループ企業の活動にしゃしゃり出るわけないよ。
[2312] no name(2020-05-16 11:45:09)
ここはCOO全く表に出てこないけど、お飾りなのでは
ソーシャルレンディング格付けランキング
Twitter