久しぶりにクラウドクレジットの現状を解説します。
実際のパフォーマンスはどの程度なのでしょうか。
クラウドクレジットのパフォーマンスを判断するために最も適していた「全体の損益分布図」の更新は2021年12月に止まっています。
更新停止の原因は2022年2月に開始されたロシアによるウクライナ侵攻です。
新型コロナ(2020年から)の影響で急落しています。
また、ウクライナ侵攻(2022年2月)の影響はグラフに表示されていません。
期待リターンを下回る償還(損失)が増えているためです。
Zに関しては「ロシア・ウクライナ情勢による期待最終リターンへの影響が不透明なため評価保留」となっています。
- | 2021年 2月20日 | 2021年 9月21日 | 2021年 12月20日 | 2022年 11月25日 |
---|---|---|---|---|
A | 90.4% | 85.1% | 89.5% | 62.6% |
B | 0% | 2.1% | 2.1% | 2.1% |
C | 0.1% | 2.9% | 1.5% | 2.7% |
D | 0.6% | 0.5% | 1.6% | 0.2% |
E | 8.8% | 9.3% | 5.3% | 4.4% |
Z | - | - | - | 28.0% |
新興国債権市場全体を見ると、やはりウクライナ侵攻の影響が大きいようです。
・単月のヘッジありファンドの実績利回りが6.0~7.0%程度
・2021年12月のIRR平均値(累計実績)が2.87%
・現在はウクライナ侵攻問題による保留ファンドを抱えている(全体の28%)
これらの要素を考えると様々なリスクを取ってまで投資する気にはなれません。
「新興国投資」「無担保債権投資」の難しさを痛感しています。
ロシア関連ファンドの回収や情報公開が進むことを願っています。
評価 | B | クラウドクレジットの公式ホームページ |
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