クラウドクレジットの2021年12月期の決算情報が公開されました。
経営面での安全性や見通しを分析します。
決算期 | 2020年12月期 | 2021年12月期 |
---|---|---|
売上高 | 21.46億円 | 19.26億円 |
粗利益 | 3.81億円 | 3.96億円 |
営業利益 | -4.34億円 | -4.18億円 |
純利益 | -4.55億円 | -4.15億円 |
・粗利益は「匿名組合分配後粗利益」を示しています。
・販売費及び一般管理費は、2020年は8.15億円、2021年は8.14億円です。
・2013年の設立から赤字が続いています。
決算期 | 2020年12月期 | 2021年12月期 |
---|---|---|
預託金等 | 38.75億円 | 35.33億円 |
営業貸付金等 | 136.40億円 | 126.42億円 |
純資産 | 5.82億円 | 5.62億円 |
・営業貸付金に対する粗利益率は、2020年は2.8%、2021年は3.1%です。
・2021年4月以降は増資の発表はありません。
ほぼ横ばいの状況です。
・2013年01月:クラウドクレジット設立(サービス開始は2014年)
・2019年12月:新型コロナの発生
・2022年02月:ロシアによるウクライナ侵攻
クラウドクレジットにとっては悪い出来事が続いています。
とにかく営業コスト(約8億円)が重い状況です。
年間4~5億円の赤字が続いています。
黒字を目指すには、現状の営業コストのまま「営業貸付金を倍にする or 手数料を倍にする」必要があります。どちらも極めて厳しい状況です。
現時点では純資産が5.6億円ほど残っていますが、今のうちに「利益改善の計画発表」か「増資の発表」などを行わないと投資家離れによる悪循環が起こってしまう危険性があります。
評価 | B | クラウドクレジットの公式ホームページ |
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