海外案件を扱う人気ソーシャルレンディング事業者の「クラウドクレジット」がサービス紹介動画(社会インパクト編)を公開していたので紹介します。せっかくの機会なので社会インパクト投資やマイクロファイナンスについても説明します。
太陽光発電により快適かつ安全に暮らせるようになります。さらに、燃料を買う費用を他に回せるため生活が豊かになります。
メキシコの女性が働いて生活向上するための事業や環境を作るお手伝いができます。資金の効率的な使い道などもアドバイスしています。
金銭的リターンと社会や環境へのインパクト(良い影響)を両立させることを目指す投資です。単に道徳的な意味ではなく「社会的リターンの確保が長期的な経済的リターンを生み出す基盤となる」と考えられています。
クラウドクレジットではマクロファイナンス機関に融資することで社会インパクト投資を促進しています。
貧しい人々向けの小口融資サービスです。
新興国では企業における雇用機会が少ないため、労働者の多くは自営業かファミリービジネスで生計を立てています。しかし、日々の生活費を賄うので手一杯な彼らには新たに起業する資金や融資枠がありません。そのような人たちをサポートするために誕生したのがマイクロファイナンス機関です。
マイクロファイナンス機関では年利20~30%という高い貸付金利を取る代わりに、スタッフが頻繁にお金の使い道や返済計画について細かくアドバイスを行っています。このようにして貧困層の自立を支援しているのです。
※新興国の貧困層向けの高利貸しの金利は年200~300%とも言われている。
マイクロファイナンス機関として最も有名なグラミン銀行(1983年創設)と創設者のムハマド・ユヌス氏は「マイクロクレジット分野のアイデアや事業モデルの源になったこと」を理由にノーベル平和賞(2006年)を与えられています。
投資家としては「投資期待値を最大化したい」の一点のみを考えていますが、個人としては「マイクロファイナンスは素敵な仕組み」だと思います。
会社経営者としての立場から考えると、会社設立から数年の段階で「自分のために稼ぐことよりもスタッフの給与を高くすることを目標にした」という経緯があります。理由は「一定の収入に達した時点で自分のために稼ぐというモチベーションが続かなくなった」ためです。
結果として長年に渡り増収増益を続けることができ、このような経験から「自分の利益と関係者の利益を同じ方向に向かせることがビジネスや人生のコツ」だと考えるようになりました。
昔から「三方よし」「Win-Win」「CSV」といった言葉があるので今さらなのですが・・・。
社会インパクト投資やOKR(企業と個人の目標連動)は資本主義の正常な進化です。善き投資家の1人として積極的に参加していきたいと思います。
また、サイト運営者としては「善きソーシャルレンディング事業者」を選別することに力を注いでいきます。
評価 | B | クラウドクレジットの公式ホームページ |
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