調査対象は大手4事業者です。
事業者 | 投資家から | タイミング | 借手から |
---|---|---|---|
SBISL | 平均1.25% ※1 | 分配金から割合で徴収 | 上限2.5%+税 |
クラウドバンク | 平均1.50% ※2 | 分配金から割合で徴収 | 2.0%~6.0% |
オーナーズブック | なし | - | 上限2.0%+税 |
クラウドクレジット | 平均2.68% ※3 | 運用開始時 | 不明 |
※1 = 当サイト調べ
※2 = 当サイト調べ
※3 = 当サイト調べ(最新18ファンドより)
手数料率 | 平均1.25%程度 |
---|---|
タイミング | 分配金から割合で徴収 |
SBIソーシャルレンディングが公開している手数料推移のグラフです。
当サイトが独自に調べた最新データでは1.25%程度になっています。
但し、期限前返済が行われた場合に、「約定返済日」を「期限前返済が行われた日」と、「(前月約定日(初回貸付実行日)の翌日から当月約定日まで)」を「(前月約定日(初回貸付実行日)の翌日から当月約定日又期限前返済が行われた日まで)」と読み替えるものとします。
つまり「毎月、元本残高に応じた手数料を徴収します」ということです。
SBISLからは「上記融資実行手数料は、あくまで貸付額の2.5%相当額(税抜)を上限として記載しており、必ず受領するものではございません。」と伝えられました。
手数料率 | 平均1.50%程度 |
---|---|
タイミング | 分配金から割合で徴収 |
手数料の上限は2.0%に定めていますが、実績は1.5%程度になっています。
終了したファンドの運用レポートの「本ファンドが取得した対象債権」を見ると、毎月の利払いから営業者報酬分が引かれていることが分かります。
借手の手数料に関しては「クラウドバンク・フィナンシャルサービス」の貸付条件表を見ると「融資取扱手数料 2.0%~6.0%」と記載されています。
手数料率 | なし |
---|---|
タイミング | - |
重要事項説明書に記載された「営業者報酬」は、借入人から徴収する費用を意味しています。投資家様から営業者報酬をいただくことはございません。
ファンド概要ページと同様に「ロードスターファンディング」のWEBサイトにも「手数料は2.0%+税」を記載されています。
手数料率 | 平均2.68%(最新18ファンドより) |
---|---|
タイミング | 運用開始時 |
ファンド名 | 利回り | 運用期間 | 手数料 全期間 |
手数料 年率 |
---|---|---|---|---|
[RUB] ユーラシア金融事業者ファンド49号 | 12.1% | 13ヶ月 | 2.4% | 2.3% |
[RUB] 欧州フィンテック事業者支援ファンド14号 | 11.2% | 25ヶ月 | 4.3% | 2.1% |
[RUB] マイクロローン事業者ファンド59号 | 10.9% | 19ヶ月 | 4.4% | 2.9% |
[KES] アフリカ未電化地域支援ファンド12号 | 9.7% | 25ヶ月 | 3.5% | 1.7% |
[EUR] ユーラシア個人向け小口融資ファンド36号 | 9.4% | 31ヶ月 | 6.8% | 2.7% |
[MNT] モンゴル金融事業者支援ファンド12号 | 8.9% | 16ヶ月 | 3.2% | 2.4% |
[MXN] メキシコ女性起業家支援ファンド19号 | 8.6% | 19ヶ月 | 3.7% | 2.3% |
[USD] シンガポール広告代理店ファンド13号 | 8.3% | 25ヶ月 | 4.8% | 2.4% |
[EUR] 東欧金融事業者支援ファンド111号 | 8.3% | 19ヶ月 | 5.9% | 3.8% |
[USD] 欧州フィンテック事業者支援ファンド5号 | 7.7% | 25ヶ月 | 4.7% | 2.3% |
[EUR] ブルガリア中小企業向けローンファンド16号 | 7.2% | 25ヶ月 | 3.9% | 1.9% |
[USD] メキシコマイクロローン事業者ファンド7号 | 7.0% | 13ヶ月 | 3.1% | 3.0% |
[JPY] 東欧金融事業者支援ファンド28号 | 6.9% | 19ヶ月 | 5.4% | 3.5% |
[USD] 中東地域ソーラー事業者支援ファンド11号 | 5.8% | 13ヶ月 | 3.2% | 3.0% |
[JPY] マイクロローン事業者ファンド38号 | 5.7% | 25ヶ月 | 5.8% | 2.9% |
[JPY] 東欧金融事業者支援ファンド27号 | 5.6% | 13ヶ月 | 4.0% | 3.9% |
[USD] メキシコ省エネ事業支援ファンド23号 | 5.3% | 25ヶ月 | 3.8% | 1.8% |
[JPY] マイクロローン事業者ファンド37号 | 4.1% | 7ヶ月 | 1.8% | 3.4% |
2020年1月28日に募集開始した上記18ファンドの平均手数料率は2.68%でした。
海外案件は調査費などのコストが国内よりもかかるため他社より高くなっています。
過去には毎年、運用手数料を頂戴するファンドもございましたため、ご投資をご検討の際は、商品ページ及び法廷書面についてご確認いただきました上でご判断いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。
早期償還については、仰られますようなリスクが存在するかと存じます。対応等につきましては、いただきましたご意見を社内共有させていただき今後のファンド組成の参考とさせていただきました上で、適宜、発表が必要と判断されました際には、弊社ホームページ等にて公開を行わせていただきます。
クラウドクレジットの手数料は全期間分を運用開始時に一括払いとのことです。
ファンド組成が不成立となった場合には手数料が発生しないそうです。
以上が私の考える理由です。
ビジネスモデルを考慮すると改善の余地はあるものの仕方ない気がします。
「早期償還時やデフォルト時の手数料計算」は改善されることを期待しています。
投資家として手数料に敏感になるのはとても大切なことです。
そういった情報から見えてくる事業者の姿勢も貴重な情報源です。
また、事業者ごとに状況が異なりますので安易に「高い・安い」「良い・悪い」で判断するのは危険なことです。各関係者が納得できるフェアなシステムになるように事業者と投資家が意見交換していければ素晴らしいことです。
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