SBIソーシャルレンディングから利回り8.0%の好利回りメガソーラー案件が発表されました。27億5,000万円とソーシャルレンディング史上最大クラスの超大型ファンドですので、どの程度の期間で完売になるのか気になります。
ファンド名 | SBISLメガソーラーブリッジローンファンド27号 |
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利回り | 8.0% |
運用期間 | 16ヶ月 |
募集金額 | 27億5,000万円 |
募集開始 | 2020年3月23日(月)10:00 |
管理手数料 | 1.5%(貸付金利9.5%) |
資金使途 |
太陽光発電事業のプロジェクト資金の一部 (売電権利及び事業用地使用権の取得費、建設費その他諸経費等) |
返済原資 |
太陽光発電事業に係る権利等を第三者に売却した売却代金又は借換え資金 (権利売却及び借換えは、売電開始後を予定) |
備考 | 玄海インベストメントアドバイザー社との協業ローンファンド |
借手 | 2020年3月設立のSPC |
今回も玄海インベストメントアドバイザー社との協業ローンファンドです。
連帯債務者 | A社(設立2013年・投資家限定情報に詳細情報あり) |
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抵当権 |
・事業用地(第一順位) ・事業用地に設定された地上権(第一順位) |
A社はそこそこの規模の会社ですが、財務状況はあまり良くありません。
所在地 | 群馬県桐生市 |
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現況 | 山林 |
土地面積 | 283,624㎡ |
管轄電力会社 | 東京電力 |
売電価格 | 36円/kWh |
分かりづらい部分があったのでSBIソーシャルレンディングに聞いてみました。
収益価格の合計と書かれている29億7,000万円という数値は「太陽光発電事業実施期間中の見積純収益約41億6,700万円を、現在価値に割戻した金額」とのことです。
47億8,800万円を20年で割ると2.39億円なので、表面利回り8.06%の想定と言うことでしょうか。純収益だと利回り7.01%になります。
担保の詳細について聞いてみたところ「手数料・リスクについて(PDF)に記載してある」と教えていただきました。以下が担保の詳細です。
・代表社員が保有する本件太陽光発電事業者のすべての出資持分(質権)
・本件太陽光発電事業者の匿名組合出資持分(質権)
・本件事業用地(抵当権)
・本件地上権(抵当権)
・設置される予定の発電設備(譲渡担保権)
2013年度認定取得のFIT36円は、2018年に「長期未稼働案件に対する買取価格引き下げの条件」が設けられたため、急ピッチで開発が進められている状況です。その際の資金需要にソーシャルレンディングがマッチしたのでしょう。
結果として利回り8.0%という魅力的な条件になっています。
もちろん、高利回りファンドなのでリスクは低くはありません。
何かあったときに諦めきれないような金額を投資することは避けてください。
評価 | 休止 | SBIソーシャルレンディングの公式ホームページ |
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