前回の記事で「ソーシャルレンディングでベンチャー企業に融資(※)するぐらいなら、ベンチャー投資の方が面白そう」と考えていたのですが、丁度よいタイミングで新たなベンチャー投資サービス(株式投資型クラウドファンディング)が登場したことを知りました。
その名は「イークラウド」です。
2020年6月17日に投資家登録の受付を開始したばかりの新サービスです。
※融資=お金を貸す / 投資・出資=リターンを期待して株券を購入
非上場企業の株式を購入できるサービスです。イークラウドの説明によると、株式公開(IPO)や売却(M&A)に至った場合には、投資金額の数倍~数百倍のリターンを得られる可能性があるとのことです。もちろん、IPOどころか元本を全て失う危険性もあります。
株式投資型クラウドファンディングでは、個人投資家が投資できる金額は「1社に対して年間50万円以下」という決まりがあります。それだけリスクの高い投資先と言えるでしょう。
元サイバーエージェント2名と元ソフトバンク1名が主軸となっているベンチャー企業です。創業時に大和証券グループ子会社から4億円の資金調達を行っています。
・経営陣 = 若くて優秀な経営陣。執行役員の升井亮さんは京大卒の20代。
・XTech = 株主。新進気鋭のスタートアップスタジオ。西條晋一氏が創業。
・大和証券グループ = 株主。日本有数の証券会社。信頼性抜群。
経営陣も株主も申し分ありません。
力のあるスタートアップスタジオ(新規事業創設システム)と大手証券会社が株主であり、日本を代表するIT企業出身者たちが経営するサービスだけに、どのような案件が登場するのか非常に楽しみです。
会社名 | イークラウド株式会社 |
---|---|
設立 | 2018年7月 |
事業内容 | 株式投資型クラウドファンディングの運営 |
住所 | 東京都中央区八重洲1-5-20 東京建物八重洲さくら通りビル3F |
関連会社 |
・XTech株式会社 ・株式会社大和証券グループ本社 ・Fintertech株式会社 |
サービス名 | 概要 |
---|---|
ファンディーノ | 国内取引数No.1の株式投資型クラウドファンディング |
ユニコーン | ZUUグループが運営する株式投資型クラウドファンディング |
一般人でも「ベンチャー投資」が出来るなんてとても素晴らしいサービスですが、他の投資商品と同様に「美味しい話はない」でしょう。
有望なベンチャーであれば力のあるベンチャーキャピタルから出資を受けて、お金以外のサポートも期待したいところです。個人投資家から出資を募るメリットはあまり感じられません。
結果として今までの株式投資型クラウドファンディングの投資先は「いまいち魅力的に感じない企業」ばかりでした。
しかし、イークラウドに関しては「XTech Startup Studio」を有するXTechがバックにいるだけに魅力的な案件の登場を強く期待しています。
正直なところ「一攫千金」は期待していません。
元本の損失も覚悟しています。
それでも「ワクワクする」「ベンチャーに参加している気分になれる」「納得できる」ような案件であれば投資したいと思います。応援しています!
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それな。