新たな不動産クラウドファンディング「大家.com(オオヤドットコム)」がサービスを開始しました。不動産クラウドファンディングにおいて最も重要である信頼性を中心に徹底解説します。
運営 | 株式会社グローベルス |
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設立 | 1996年7月(サービス開始は2020年12月) |
住所 | 東京都港区虎ノ門1丁目4-12 虎ノ門ファーストガーデン11F |
株主 | 株式会社プロスペクト(東証2部上場) |
役員 |
[プロスペクト会長] 藤澤 信義 [プロスペクト社長] 泉 信彦 [代表取締役] 藤田 賢一 [業務管理者] 岡本 勲 |
口座種類 | 都度入金 |
入金銀行 | GMOあおぞらネット銀行 |
・不動産クラウドファンディング(複数人で不動産を所有する投資商品)
・優先劣後方式の採用
・日本保証の買取保証付き
・STOスキーム導入で投資家の流動性リスクを軽減
・東証2部上場企業プロスペクトの完全子会社が運営
・初回ファンドの利回りは4.0%(運用期間12ヶ月)
多くの不動産クラウドファンディングが投資家のリスクを軽減するために優先劣後方式を採用していますが、大家.comでは優先劣後方式に加えて「日本保証による買取保証」を採用しています。
これにより投資対象に対する「大家.com」「投資家」「日本保証」3者のチェックが働くため、投資家のリスクは軽減されます。
ただし、買取保証であるため、対象不動産が天災等により価値の消滅や大幅な減耗が生じた場合は買取保証契約の履行が不可能になる場合があります。
大家.comはLIFULL社とSecuritize Japanの提供する不動産特定共同事業者向けSTOスキームを導入しています。このスキームにより投資家同士が出資権利を売買することができるようになり、流動性リスクを軽減することができます。
※流動性リスク = 投資中にお金が拘束されることで必要な資金の確保ができなくなるリスク。
大家.comを運営する株式会社グローベルスは東証2部上場企業プロスペクトの完全子会社です。しかし、東証2部上場企業といってもあまり業績は良くないので過信は禁物です。
1966年 | 誕生 |
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1990年 | 愛媛大学法文学部法学科 卒業 |
1990年 | 愛媛銀行入行 |
1997年 | 株式会社ロプロ(現:株式会社日本保証)入社 |
2007年 | 株式会社ロプロ 取締役 |
2011年 | レクセム株式会社 代表取締役会長 |
2014年 | 株式会社Smart Ebook.com(現:株式会社フォーサイド)取締役会長 |
2015年 | アドアーズ株式会社(現:株式会社KeyHolder)取締役 |
2017年 | 株式会社デジタルデザイン(現:SAMURAI&J PARTNERS)監査役 |
2018年 | 日本信用情報サービス株式会社 取締役 |
2020年 | 株式会社プロスペクト 代表取締役社長CEO |
ソーシャルレンディング、不動産クラウドファンディング業界ではすっかり有名になった藤澤信義氏率いる「Jトラストグループ」が提供するサービスです。
個人的には日本保証の買取保証もSTOスキームもあまり魅力的には感じていませんが、投資ビギナーに優しいシステムであることは確かです。
投資ビギナーの方は保全性の低いソーシャルレンディング案件に投資するよりは不動産クラファン案件に投資することをおすすめします。
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≪条件≫
・利回り:10%
・運用期間:2ヶ月(拘束は約3ヶ月)
・売却益が配当原資(アップサイド配当あり)
・運営:グローベルス
≪投資物件≫
・自社開発の1棟収益レジデンス
・押上駅徒歩4分の好立地
・4億円の第4期募集
≪保全≫
・劣後割合:23.07%
・ミライノベート買取予約権付
・ブリッジファンド(売買契約済み)
ファンド自体は魅力的だと思います。
後は「運用期間の短さ」「Jトラスト系」などを考慮して長期的に付き合っていきたいかどうかは個々の投資家の判断によります。