トラストレンディングとの本人訴訟で勝訴したMさんから全額回収の連絡をいただきました。全額回収までの流れや、回収の手段について解説します。
2018年12月 | トラストレンディングが関東財務局から業務停止命令を受ける。 理由は嘘の説明でファンド募集をしていたこと。 |
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2019年3月 | トラストレンディングが第二種金商業の登録取消処分を受ける。 |
2019年3月頃 | Mさんが本人訴訟を開始。 |
2020年12月 | Mさんが本人訴訟により全面勝訴。 |
2020年12月 | Mさんが財産開示手続きを申立て。4月に出頭日が設定。 |
2021年4月 | エーアイ社の申立てにより出頭日が5月11日に延期。 |
2021年5月18日 | Mさんと松本社長が東京地裁民事21部(民事執行センター)に出頭。 財産開示が実施され、債権全額の回収に至る。 |
業務停止命令から2年半後の全額回収となりました。
財産開示手続きとは「債務者が裁判所に出頭し、財産状況を陳述する(口頭で述べる)ことにより、財産の所在を開示させる制度」です。そこで得た情報をもとに強制執行手続を利用することで回収が実現します。
債務者の「期日不出頭、宣誓拒絶、不陳述、虚偽陳述」に対しては、6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金という刑事罰を科されています。
以前の罰則は「30万円以下の過料」のみでしたが、2020年4月の法改正で罰則が強化されたことにより強制力が高まりました。
世間的には様々な事件で、勝訴しても回収できない、出来ても費用倒れのイメージがあるが、それは回収成功し大金を得たことを発信したら犯罪を誘発するからで、成功例が表に出ないことが大きい。
自分は60万円と少額だったし、犯罪被害や養育費などの問題に関わっていたので、ソーシャルレンディングに関係なく、成功例を発信し『逃げ得』が許されない社会環境作りに貢献したかった。
もちろん、まだ船舶艤装品ファンド20万円の裁判が続行中なので、最後まで戦い抜き平穏を取り戻す意向は変わらない
Mさん、全額回収おめでとうございます。
また、貴重な情報のシェア、ありがとうございます。
もしものときに自分の身を守る手段として「Mさんが全額回収した事実」は非常に有益な情報です。
しかし、誰もがMさんのような行動力や知識を持っているわけではありません。
当サイトでは詐欺被害を事前に食い止められるように、適切な情報配信を続けていきたいと思います。
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