以前は「安全性は高いが利回りはイマイチ」という評価だったSBISLですが、今ではライバル他社を上回る利回りになっています。平均利回りが上昇した理由は、同じファンドシリーズの利回りが上昇したことと、低利回りファンドの募集が減ったことの2点です。
・不動産バイヤーズローンファンド / 1号 3.63% → 28号 9.0%
・不動産担保ローン事業者ファンドPlus / 1号 6.5% → 24号 6.5%
・メガソーラーブリッジローンファンド / 1号 5.0% → 17号 7.0%
・コーポラティブハウスローンファンド / 1号 5.0% → ほとんど募集していない
嬉しいことに管理手数料が大きく下がっています。他社の平均手数料は2.0%程度です。SBIグループはどのサービス(証券・自動車保険・ネット銀行など)を見ても、業界平均よりも手数料が安い傾向にあります。
ファンドシリーズ | 割合 |
---|---|
メガソーラーブリッジローンファンド | 26.2% |
不動産ディベロッパーズローンファンド | 19.1% |
不動産担保ローン事業者ファンドPlus | 18.3% |
バイオマスブリッジローンファンド | 12.0% |
不動産担保ローン事業者ファンド | 10.0% |
不動産バイヤーズローンファンド | 8.8% |
サービサーズローンファンド | 5.4% |
その他 | 0.2% |
このグラフには驚きました。ここまで募集ファンドのバランスが良いとは思っていませんでした。事業者がバランスの良い募集をしていれば、自然と投資家のポートフォリオバランスも良くなり、安全性が高まります。
2017年あたりから一気に投資家登録数が増えていることが分かります。
来年(2019年)もこの調子を維持できると良いですね。
SBISLに関してはいつも絶賛ばかりになってしまいますが、今回も「素晴らしい」と思わされることばかりでした。
興味深いのは、以前は「地方創生」「コーポラティブハウス」「テレマティク」などに挑戦していましたが、ユーザーのニーズ(利回り・少しでも安全性が高いこと)を確実に捉えて、ニーズの低いファンドの募集を止めたことです。
挑戦や社会貢献の意味合いが強いファンド(カンボジア技能実習者支援など)は、メインのファンド群(オーダーメード型ローンファンド)とはしっかり切り離して募集しています。
進化と言うと大きな変化をイメージしますが、SBISLは投資家の直接的な利益となる以下の3点をしっかりと改善し続けてきました。
評価 | 休止 | SBIソーシャルレンディングの公式ホームページ |
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