投資家たるもの手数料には敏感でなければいけません。
今回はソーシャルレンディングにかかる手数料を徹底解説します。
振込手数料 | ソーシャルレンディング会社にお金を振り込む時の手数料。 |
---|---|
出金手数料 | ソーシャルレンディング会社の口座から出金する時の手数料。 |
ファンド手数料 | ファンド(案件)ごとに借り手から徴収している手数料。 |
※登録手数料や口座管理手数料はかかりません。
ソーシャルレンディング会社の口座にお金を入れる際にかかる手数料です。
私の場合は月に3~5回ほど振り込みを行いますが、住信SBIネット銀行を利用しているため月3回までは振込手数料無料です。ただし、月3回無料のランク2を維持するためには「30万円の預金残高」が必要です。条件を満たしていない場合は月1回になってしまいます。
(A) 30万円×6.5%×80%=15,600円
(B) 月2回×12ヶ月×154円=3,696円(SBIネット銀行の通常手数料154円)
計算(A)は30万円をソーシャルレンディングで1年間運用したケースです。
計算(B)は月2回(差分)の振込手数料無料で1年間に得した金額です。
振込手数料を節約するために30万円を預金しておくよりは、その金額を投資に回した方が得であることが分かります。
[結論] 振込手数料は年間3,696円~5,544円(月2~3回)程度かかる。
出金手数料は最も影響の小さい手数料です。
・maneo:432円/回
・オーナーズブック:324円/回
・クラウドバンク:無料
・クラウドクレジット:1回無料
・LENDEX:無料
デポジット口座を利用している代表的なソーシャルレンディング会社の出金手数料は上記のようになっています。SBIソーシャルレンディングをはじめとする都度入金タイプだと出金手数料はかかりません。
私はデポジット口座から出金するケースはほとんどありません。ポートフォリオのバランス調整のために年2~3回程度です。一般的にはもう少し多いと思いますので、年5回で計算してみます。
年5回×432円(maneoの場合)=2,160円
[結論] 出金手数料は年間0円~2,160円程度かかる。
一番見えづらい手数料ですが、潜在的に投資家が払っていることになります。
・100万円×1.3%=13,000円
・100万円×2.0%=20,000円
・100万円×3.0%=30,000円
投資額100万円の場合、1.0%の差で年間1万円のコストが余分にかかります。
投資額1,000万円であれば、1.0%の差で年間10万円です。
[結論] ファンド手数料は投資額に応じて異なる。
投資総額が100万円以下ですと振込手数料が大きな負担になります。
都度入金タイプよりもデポジット口座タイプを選んだほうがよいでしょう。
デポジット口座かつ出金手数料も無料の「クラウドバンク」が最有力です。
投資総額が100万円を越えてくると、振込手数料や出金手数料よりも潜在的コストとなるファンド手数料に敏感になりましょう。
都度入金タイプの「SBISL」や「LENDEX」がオススメです。
1 | SMBCダイレクトなら「SBISL」「クラウドクレジット」「LCレンディング」「クラウドリース」などへの振込手数料が無料。 |
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2 | 三菱UFJダイレクトなら「maneo」「オーナーズブック」「TATERU」などへの振込手数料が無料。maneoは出金手数料も半額(216円)になる。 |
3 | 住信SBIネット銀行は預金残高30万円が無くても、「外貨預金+ハイブリッド口座」でランク2の条件を満たすことができます。必要資金は10円程度です。 |
おまけの節約情報は掲示板の投稿情報を参考にさせていただきました。ありがとうございます。
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