オーナーズブックを運営するロードスターインベストメンツの親会社「ロードスターキャピタル」の通期決算が発表されました。
ソーシャルレンディング投資家の立場から決算内容を分析します。
項目 | 数値 | 前期比 |
---|---|---|
売上高 | 179.20億円 | +5.5% |
営業利益 | 56.18億円 | +25.3% |
経常利益 | 53.27億円 | +27.8% |
純利益 | 34.65億円 | +28.3% |
純資産 | 108.47億円 | - |
自己資本比率 | 18.9% | - |
ROE | 37.75% | - |
配当金 | 40.5円/株 | +26.5% |
意味が分からないぐらいの好決算です。
純利益34.65億円、ROE37.75%は凄すぎます。
スタートアップ企業による「シーズン○で○億円を調達!」という発表と比較すると利益の大きさがよく分かります。
10期連続での過去最高益更新となりました。
さらに2022年12月期の業績予想は、売上高184.17億円、営業利益71.54億円、純利益44.09億円となっています。
コーポレート ファンディング事業 |
自己資金のよる物件の売買や賃貸です。 売上のほとんど(172億円)を占める主軸事業です。 |
---|---|
アセット マネジメント事業 | 投資家や所有者に代わり投資用不動産の管理や運営を行います。 AUM(受託資産残高)は300億円弱に増加。 |
仲介・PM・ コンサルティング事業 | コーポレートファンディングやアセットマネジメントに付随する不動産業務です。 |
クラファン事業 |
オーナーズブックの運営です。売上高は前年同期比+36%。 エクイティ型案件は年利20%前後の配当が見込まれている。 |
都内のオフィスビルを取得し、付加価値を高めることを得意としています。
不動産投資領域の3事業に対して「掛け算」となる重要なポジションです。
単体としての収益性がそれほど高くなくても、ロードスターキャピタルのように力のある企業にとって、地力で資金調達できることは強みになります。
タクシー広告などの効果により着実に増えています。
投資家会員に過度なリスクを負担させないことを優先しています。
他のクラファン事業者に比べると地味な伸び方です。
本業とのシナジーが目的なので、無理に拡大する必要がないのだと思われます。
募集ファンドが増えづらいのは難点ですが、拡大を焦ることにより潜在的なリスクが上がっていくよりは好ましいスタンスです。
見事に上がっています。優待目的で購入したソーシャルレンディング投資家の皆さん、おめでとうございます。
2021年はSBIソーシャルレンディングの事件があり、ソーシャルレンディング業界の今後を不安に思っていましたが、オーナーズブックのおかげでクラファン投資を続けることができました。
・オーナーズブックの貸付ファンドで安定分配金ゲット
・エクイティ型案件が予想を超えるパフォーマンス(年利20%前後)
・優待目的で購入した株式が大幅上昇
・株式の配当金も大幅アップ(1株あたり32円 → 40.5円)
サイト管理人として評価が偏るのは好ましくないのですが、ロードスターキャピタル(オーナーズブック)には本当に感謝しています。
大阪市中央区ホテル素地ファンドでは「初の利息支払い延滞」が発表されましたが、個人的には2022年もオーナーズブックを中心に投資活動を行おうと考えています。
あと、キャピタルゲイン分配のある「COZUCHI」や「TREC FUNDING」にも注目しています。
[参考記事] オーナーズブックが利息支払い延滞を発表!信頼性に影響はあるのか?
評価 | A+ | オーナーズブックの公式ホームページ |
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