前回の記事「不動産クラファンの詐欺を見極める方法」に対するコメントで「事業失敗からの逃げ切りを避ける方法も知りたい」というリクエストがありました。
私なりの見解を書かせていただきます。
ソーシャルレンディングにおいては「トラストレンディング」と「みんなのクレジット」は詐欺だと考えています。「グリーンインフラレンディング」と「maneoマーケット」は事業失敗だと考えています。
その違いは「計画性」と「悪意」です。
事業失敗のケースでも結局は償還を引き伸ばすために、情報改ざんや嘘などの詐欺的行為をしてしまうことが多いです。
どちらにせよ投資家が大きな被害を受けることには変わりませんが、2つをしっかりと区別して考えることは運営者の信用分析において重要になります。
普通に事業失敗してしまう経営者も、詐欺師に騙されて事業失敗してしまう経営者も同じ括りとしています。
9つの特徴を上げてみましたが、一般論の域を出ないというのが本音です。
・株式投資歴 21年
・法人経営歴 16年
・ソーシャルレンディング歴 5年
・新築アパート開発 3年
上記は私の経験年数です。事業、社員、取引先、株式銘柄、ソーシャルレンディング、不動産などの分析にかけた時間はかなり多いほうだと自負しています。
それでも「事業失敗してしまう人」を見極めるのは非常に難しいと感じています。
「黒字が続いている上場企業運営(完全子会社含む)に限定」
手堅くいくならこの方法がベストです。
・オーナーズブック
・CREAL
・bitREALTY
・Rimple
・プロパティプラス
・AGクラファン
・CRE Funding
・J.LENDING
・ジョイントアルファ
・TSON FUNIDING(TOKYO PRO Market)
これらの事業者が該当します。意外と選択肢は多いです。
非上場企業が運営するファンドには、勉強のためにリスクの許容範囲内で投資していくことをおすすめします。
・事業者を分散すること
・1つの事業者内でもファンド分散を怠らないこと
・リスクの高い事業者やリスクの高いファンドほど少額に抑えること
・投資する前に事業者の信用度を自分自身で分析すること
・トラブルがあった場合は原因をしっかりと分析すること
・損得や勝ち負けではなく「投資家としての成長」に焦点を当てること
これらに注意しながら、成熟した投資家になれるように頑張りましょう。
私は上場企業系(オーナーズブックなど)を主軸にして、非上場企業系(COZUCHIなど)にも分散投資しています。
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979さんが意図するものとズレてしまっていたら申し訳ありません。
モラル、立場、実力のある経営者であればクラファン事業が上手くいかない場合でもユーザーのダメージを最小限に抑えようとするはずです。
ネクストシフトファンドやクラウドリアルティは早い段階で募集停止しています。
クラファン投資ではそのような経営者が運営するサービスを選ぶ必要があります。
詐欺が確定しなければよいと考えている人には要注意です。