CREALの2023年3月期決算の分析です。
上場企業と言えども油断せずに安全性をチェックします。
※この記事は株式投資家向けではなく不動産クラファン投資家向けです。
流動資産 | 198.34億円 |
---|---|
固定資産 | 16.57億円 |
流動負債 | 164.72億円 |
固定負債 | 19.08億円 |
純資産 | 31.11億円 |
総資産 | 214.92億円 |
・自己資本比率:14.47%
・流動比率:120.41%
・固定比率:53.26%
標準的な財務状況です。
CREAL投資家にとって純資産31.11億円は安心材料になります。
- | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 前期比 |
---|---|---|---|
売上高 | 105.81億円 | 164.36億円 | +55.3% |
総利益 | 15.54億円 | 22.06億円 | +42.0% |
営業利益 | 3.13億円 | 5.47億円 | +74.5% |
経常利益 | 2.56億円 | 4.96億円 | +93.0% |
純利益 | 1.72億円 | 3.36億円 | 95.0% |
大幅増収を達成しています。
2024年3月期も+47.3%の増益を見込んでいます。
株価の高さ(PER 88.48倍、PBR 13.70倍)は成長率が評価されているようです。
- | CREAL | CREAL PARTNERS | CREAL PRO |
---|---|---|---|
売上高 | 10,223 | 4,832 | 1,380 |
総利益 | 965 | 544 | 696 |
総利益率 | 9.4% | 11.3% | 50.4% |
どのセグメントも十分な利益を確保しています。
PROに関してはAMサービスのフィー収入なので利益率が高くなっています。
理想的な速度で拡大しています。
投資物件のバリエーションも広がっています。
インフラファンドやJ-REITなどと同様に、再生可能エネルギーやヘルスケア施設への拡大は自然な流れです。
加えて、倒産隔離型の3号4号ファンド、いつでも換金可能なオープンエンドファンドを計画しています。
相変わらず淡々と拡大を続けており面白味を感じませんが、この「面白みのなさ」こそがCREALの信頼性の高さであり長所です。
2018年12月にホテルアマネク(私も投資しました)の募集を行って以来、元本割れ0件で着々とファンド運用&償還を続けています。
利回りも4.0~5.5%程度あるので悪くありませんし、
運用資金が大きい人は会員プログラムの恩恵も受けられます。
評価 | A+ | CREAL(クリアル)の公式ホームページ |
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