SBIソーシャルレンディングから「SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 6号」が募集されます。しかし、不動産担保ローン事業者ファンドNeoシリーズは1~6号までが同じ貸付先ということで、多くの投資家が不安に感じています。
投資するべきか?リスクは高いのか?などを説明していきます。
ファンド名 | SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 6号 |
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募集開始 | 2019年10月16日 10:00 |
利回り | 6.0% |
運用期間 | 約12ヶ月 |
募集金額 | 15億円 |
貸付金利 | 7.0%(管理手数料1.0%) |
担保 | 借手が「第三債務者」に対して有する「抵当権によって担保された貸付債権」に質権を設定(SBISLが担保に対して抵当権を実行可) |
10年以上にわたり金融ビジネスを営んでいる事業実態のある会社です。社長ブログの更新頻度が高く、スタッフの良い雰囲気が伝わってきます。
貸付先としてのイメージは悪くありません。
今後はフィンテック分野への参入を視野に入れ、数年後の上場を目標にしています。
心配な点としては、今回のファンド(Neo 6号)を合わせるとSBIソーシャルレンディング経由で約77億円を借りることになるので「会社規模に見合わない借入額」であることは否めません。
Neo 1号 | 9億円 | 2019年5月 |
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Neo 2号 | 15億円 | 2019年6月 |
Neo 3号 | 20億円 | 2019年7月 |
Neo 4号 | 8億円 | 2019年8月 |
Neo 5号 | 10億円 | 2019年9月 |
Neo 6号 | 15億円 | 2019年10月 |
※投資家限定情報として会社名や決算書などが公開されているので、詳しいことはご自身で確認してください。
不動産価値の85%まで貸付けを行うスキームです。
保全性はSBIソーシャルレンディングの不動産査定能力にかかってきます。
B社が破綻した場合でも不動産担保があるので、ある程度の元金は返ってくると思われますが、完済されないケースも想定しておく必要があります。
ちなみに過去に延滞を起こしたSBISL不動産バイヤーズローンファンド16~22号では、7ファンド全体で5.8%の損失(デフォルト)を発生させています。
最も損失率が大きかったのは22号で18.2%です。
ベース部分は「常時型の不動産担保ローン事業者ファンド(4.3%前後)」に投資するべきだと思います。そのうえで期待利回りを上げたいと考える人は、Plusシリーズやディベロッパーズローンファンドを混ぜていく戦略が有効です。
[参考記事]
SBISL不動産担保ローン事業者ファンド(常時型)の借手が6社に増えました
評価 | 休止 | SBIソーシャルレンディングの公式ホームページ |
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