2021年2月、ソーシャルレンディング業界のトップ事業者であったSBIソーシャルレンディングが「重大な懸案事項の発生」を報告したことにより業界に激震が走りました。
結果としては自己資本4,514億円を誇るSBIホールディングスの力により全額損失補填となりましたが、投資家としては「今後もソーシャルレンディングに投資を続けられるのか」を考えなおす機会が訪れました。
皆さんの参考になるように私なりの考えを書かせていただきます。
SBIソーシャルレンディングでも大問題が発生したとなるとソーシャルレンディング投資には極めて慎重な姿勢が求められます。
投資判断力に不安のある方やリスクを取りがちな方は休止したほうがよいです。
続ける方は事業者の選定はもちろんのことファンド選定にも注意してください。
私は金額は減らしますがソーシャルレンディングへの投資は継続します。
起こりうる最悪の事態(不正など)に対して責任を取れる資本力が必要です。
また、大企業から出資を受けているだけのケースとグループ企業(完全子会社)では、責任の度合いが違うので混同しないように注意してください。
○ | 不動産担保系 | 最も手堅いファンドタイプです。ただし、査定額の見積りが甘い事業者もあるので注意してください。できるだけ所在地(番地まで)が分かるものを選んでください。 |
---|---|---|
△ | 無担保融資 | 借手の社名が分かることが最低条件です。上場企業もしくは上場企業と同等レベルの実績がある企業以外はリスクが高いので気を付けてください。 |
× | ディベロッパー系 | 利回りの高さは魅力ですが、トラブルが起こりやすいので現時点では見送ろうと思います。所在地、開発日程、融資計画などが納得のいくものであれば投資するかもしれません。 |
× | 再生エネルギー系 | 投資先として魅力的ですが、過去に大きな事件が起きている分野なので、しばらくは様子を見ようと思います。グリフラ、テクノ、政治家などのイメージが悪すぎます。 |
真面目にディベロッパー系や再生エネルギー系のファンド募集に取り組んでいる事業者には申し訳ありませんが、情報弱者の投資家側としては仕方ない判断になります。
投資家の不安を払拭する改善(情報提供)が行われることを願っていますし、当サイトとしても出来るだけ協力したいと考えています。
手堅さで考えると「オーナーズブック」と「CRE Funding」の2社になります。
小規模ですが「ポケットファンディング」も悪くない気がします。
安全性と言う意味では「Funds」も推したいところですが、利回りが低いので私は積極的には投資していません。
結論から言うと、不動産クラファンだから安全ということはありません。
ソーシャルレンディングと同様に事業者の不正というリスクが付きまといますが、あくまで不動産投資であり所在地が明確という意味でソーシャルレンディングより安心して投資ができます。
安全性重視だと上場企業が運営する「Rimple」「ジョイントアルファ」「トーセイ - TREC FUNDING」あたりがおすすめです。
他にも、ユニークな不動産ファンドを募集している「CREAL」や、安定的にファンドを提供している「FANTAS」も投資対象になると考えています。
最近はソーシャルレンディングに代わる投資先を探しています。
中心となるのが現物不動産(新築賃貸アパート)です。
今月も土地を1件購入しました。
しかし、これは誰にでもおすすめできる投資先ではありません。
そうなると当サイトのユーザーにおすすめできるのは、ありきたりですが「不動産クラファン」と「J-REIT」になります。
J-REITに関しては専門サイトを立ち上げる予定です。
インデックスファンドの積立投資(ロボアド含む)に関しては堅実な投資先だと思いますが、もう少しアクティブに投資先を探す方が好みなので候補に入りません。
※iDeCo(イデコ)は節税目的で利用しています。
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とりあえずSBISLの満額補填が決まってよかったです。
私も現時点では手堅い事業者(オーナーズブックなど)以外への投資は控えています。
J-REITサイトの制作を頑張ります。
不動産担保系は投資時点で十分な価値が存在するものです。
(既存土地や既存建物)
ディベロッパー系は投資後に建物建築などが開始するものです。
ラキバンやみんクレの債務譲渡は問題外(詐欺)として、maneoのように担保査定に信頼のおけない事業者もあるので注意が必要です。
銀行は資金使途や業績などの厳しい基準があるので、十分な担保があっても貸してくれないケースもあります。
10年通算の配当金200万円は嬉しいですね。
理想的な資産運用だと思います。
私は2000年頃と2006年頃に長期的な下落局面を経験しているので、株やREITに対する不安が拭いされません。
CREALは不動産クラファンであり、多種多様なファンドが混在しているサービスです。
例えば、ドムス・スタイル森下は完成している物件、文京区湯島1棟レジデンスは2020年3月完成、Rakuten STAY 富士河口湖駅は2021年10月完成となっています。
投資時点で完成していないものはソシャレンにおけるディベロッパー系と近い性質のファンドになります。
しかし、同じディベロッパー系であっても、不動産クラファンのほうが責任の所在が明確なので安心感があります。
私はソーシャレンは撤退するつもりです。
株のサヤ取りの、研究を進めています、J-REITのページ開設期待しております。
大変な状況ですが、お互い被害少なく乗り越えられると良いですね。