ソーシャルレンディング投資家に朗報です。
高島屋の子会社である高島屋ファイナンシャル・パートナーズが、FUEL株式会社のプラットフォームに参加してソーシャルレンディングサービスを開始することが発表されました。
決算期 | 2020年2月期 |
---|---|
売上高 | 9,190億円 |
営業利益 | 255億円 |
当期利益 | 160億円 |
自己資本 | 4,347億円 |
自己資本比率 | 37.2% |
ROE | 3.65% |
言わずと知れた老舗百貨店です。ROEは高くありませんが、安定した業績で資本を積み重ねています。自己資本4,347億円は大きな安心材料となります。
高島屋としては、百貨店事業、商業開発事業に次ぐ第三の柱として金融事業を強化しており、その一環としてソーシャルレンディング事業の開始となったようです。
嬉しいことに「CRE Funding」のように専用ウェブサイトになる予定です。
専用サイトだと単発で終わることがないので安心です。
最大の特徴は「厳選された投資先」です。
貸付先は「上場企業」もしくは、「事業規模・資本関係・ガバナンス・外部監査体制等を総合的に判断し、上場企業に準ずると当社が判断した企業」だけを厳選していくようです。
第1号の投資ファンドは「サービス付き高齢者向け住宅」の予定です。日本管理センター株式会社(東証一部:3276)との提携によるものです。
厳選された投資先をアピールするソーシャルレンディング事業者は多いのですが、高島屋グループの発信ですと重みが違ってきます。
また、高齢化社会や地方創生といった、社会的課題に取り組む企業を応援する投資案件も多く取り扱っていく予定です。
第1号ファンドの募集開始は「2021年の夏ごろ」を予定されています。
投資家アカウントは「FUELオンラインファンド」と共通なので現時点で登録しておくことができます。
FUELオンラインファンドに登録しておけば
FUELオンラインファンドで2021年4月中旬に公開が予定されている大型ファンドの詳細も気になります。
信頼性トップクラスの上場企業「高島屋」グループのソーシャルレンディング参入は本当に嬉しいニュースです。
第1号ファンドの提携先である「日本管理センター」も優良企業です。
東証一部上場企業が組成するファンドと言うことで「利回りの低さ」が懸念されますが、投資対象が「サービス付き高齢者向け住宅」なので投資家が納得できる利回りになることを期待しています。
FUEL株式会社に以前行ったインタビューで「現在複数の独自サイトのリリース準備に入っている」とお聞きしたため、今後の展開も非常に楽しみです。
データセンター投資で利回り12%+アップサイドの「FUNDI」は危ないのか? | ||
みんなで大家さんに業務停止命令!さらに解約制度の一時停止を発表 | ||
東証STD上場企業が運営するB-Den(ビデン)を徹底分析!面白味のなさが魅力 | ||
Fundsの新機能「ファンド予約機能」って便利なの?メリット・デメリットを解説 | ||
高利回りの注目事業者「ヤマワケエステート」を徹底分析!利回り8.0~15.4% | ||
全記事の一覧 |