2022年5月にSBIソーシャルレンディングと合併したことで注目を集めているバンカーズ(Bankers)の近況を分析しました。
・2020年12月にサービス開始
・2022年5月にSBIソーシャルレンディングと合併
・社長は「元楽天インベストメント 代表取締役社長」の澁谷剛氏
SBIソーシャルレンディングと合併した5月以降の募集額が急増しています。
ソーシャルレンディング業界でトップクラスの規模です。
2022年9月も総額約15億円の募集予定を発表しています。
バンカーズの弱点であった利回りの低さですが、3%台後半にまで改善しています。 中には5%を超えるファンドもあります。
運用期間は8ヶ月間あたりを推移しています。
投資家にとっては「投資しやすい運用期間」です。
募集日 | ファンド名 | 利回り |
---|---|---|
8月23日 | 不動産担保ローン事業支援ファンド第2-17号 | 3.34% |
8月17日 | フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-12号 | 3.50% |
8月16日 | オートリース事業支援ファンド第1-6号 | 3.67% |
8月06日 | フィンテック決済サービス事業支援ファンド第2-6号 | 4.00% |
8月02日 | 不動産担保ローン事業支援ファンド第2-16号 | 3.34% |
7月30日 | フリーランス事業支援ファンド第1号 | 5.33% |
7月23日 | 不動産担保ローン事業支援ファンド第2-15号 | 3.34% |
7月22日 | 不動産開発事業支援ファンド第3号 | 2.00% |
7月16日 | 不動産担保ローン事業支援ファンド第2-14号 | 3.34% |
7月13日 | フィンテック決済サービス事業支援ファンド第1-11号 | 3.50% |
10ファンドとも融資事業のみで「商業手形割引事業」は無しでした。
以前よりもファンド内容がシンプルで分かりやすくなりました。
情報量の多さも好印象です。
純損失が3.09億円となっていますが、株主資本が11.63億円あるので当面は問題ありません。期末から1ヶ月半(8月15日)で決算公示している点に透明性の高さが感じられます。
バンカーズの良いところは経営陣の信頼性です。
また、利回り、運用期間のバランスの良さも魅力です。
悪いところとしては「担保の分かりづらさ」があげられます。
担保に関しては、できるだけ自分で調査するのは当然ですが、最終的には「融資のプロであるバンカーズを信用できるか?」という判断になります。
もちろんプロであっても一定の確率で判断ミスは起こるため、投資家としてはできるだけ分散投資を心掛ける必要があります。
評価 | A- | バンカーズ(Bankers)の公式ホームページ |
---|
データセンター投資で利回り12%+アップサイドの「FUNDI」は危ないのか? | ||
みんなで大家さんに業務停止命令!さらに解約制度の一時停止を発表 | ||
東証STD上場企業が運営するB-Den(ビデン)を徹底分析!面白味のなさが魅力 | ||
Fundsの新機能「ファンド予約機能」って便利なの?メリット・デメリットを解説 | ||
高利回りの注目事業者「ヤマワケエステート」を徹底分析!利回り8.0~15.4% | ||
全記事の一覧 |