問題のある事業者が脱落して洗練されたリストになってきました。
個々の事業者のついては、ソーシャルレンディングに約5,800万円を投資するカナメ先生が特徴や注意点を解説しています。過去のランキングはこちらを見てください。
※集計期間:2019年11月1日~2019年11月30日
※有効データ数:2,496件
順位 | 事業者名 | ポイント | 利回り目安 | |
---|---|---|---|---|
1位 | SBIソーシャルレンディング | 406pt | 6.0~8.0% | |
2位 | クラウドクレジット | 325pt | 6.0~13.0% | |
3位 | CREAL(クリアル) | 321pt | 3.0~5.0% | |
4位 | クラウドバンク | 237pt | 5.0~7.0% | |
5位 | ジョイントアルファ | 222pt | 3.5~5.0% | |
6位 | SAMURAI(サムライ) | 176pt | 4.0~9.0% | |
7位 | オーナーズブック | 147pt | 4.0~5.0% | |
8位 | ネクストシフトファンド | 145pt | 4.5~6.5% | |
9位 | FANTAS(ファンタス) | 138pt | 4.0~8.0% | |
10位 | Funds(ファンズ) | 132pt | 1.5~5.0% | |
11位 | ポケットファンディング | 93pt | 4.5~6.5% | |
12位 | LENDEX(レンデックス) | 83pt | 6.0~12.0% | |
13位 | CAMPFIRE Owners | 71pt | 3.0~5.0% |
大規模延滞などのトラブルを起こしている事業者(maneo、トラストレンディングなど)や、案件募集の少ない事業者(Renosy)は省いてあります。
ソーシャルレンディング業界のリーディングカンパニー。私がもっとも多く投資している事業者です。人気ファンドのクリック合戦は避けられませんが、募集額が大きいので開始時間に準備が出来ていれば投資は難しくありません。
2019年5月からの匿名化解除により借手が把握できるようになりました。
投資先が偏らないように注意しましょう。
最大6社に分散できる&いつでも投資できることがメリットの「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド(常時募集型)」ですが、最近は人気が出すぎてロールオーバーが常に発生している状況です。
※ロールオーバー = 自動的に次回のファンド投資に繰り越されること
11月20日に6ヶ月ぶりのメガソーラーブリッジローンファンドが登場しました。
高利回りの海外案件を提供している貴重なソーシャルレンディング事業者です。高利回りを狙えること、いつでも投資できること、分散投資(リスク分散)がしやすいことから人気を集めています。
伊藤忠商事、第一生命、三菱UFJ、SBI、LINEなどの出資を受けている有望企業であり、2019年6月に初の単月黒字を発表したことで安心感がグッと高まりました。加えて、投資家からは業界No.1の透明性(情報公開力)だと評価されています。
長いこと海外案件という敷居の高さゆえ上位に入れませんでしたが、最近は地道な努力が評価されて順位を上げてきました。今回で2ヶ月連続の2位です。
前回11位から「3位」に大幅ランクアップです。
利回り5.0%の大型ファンドと魅力的なキャンペーンが高評価を得たようです。
大型ファンドの募集がない時期は低迷して、大型ファンド登場と同時にランクアップするのはCREALらしい動きとして定着してきました。
また、SOLA沖縄学園ファンドは募集開始からわずかな時間で4億円を超える資金を集めましたが、その際のサーバー挙動のスムーズさには多くの投資家が感心しました。3位はCREALの過去最高順位です。
ファンド募集が多いので「クリック合戦に不慣れなライトユーザー」から人気を集めています。太陽光発電ファンドばかりという印象がありますが、最近はカリフォルニア不動産ローンファンドや上場企業事業拡大支援ファンドも増えてきています。
アプリのリリース&成海璃子さん主演のテレビCM開始などでイキオイを感じるのと同時に、黎明期からSBIソーシャルレンディングと共にソーシャルレンディング業界を牽引してきた老舗でもあります。
実績的にはソーシャルレンディング業界を支える主要事業者の1つですが、事業者リスクとファンドリスクを考えるとクラウドバンクに全資金を集中させることはリスクが高いと思います。必ず他事業者と併用してください。
東証一部上場企業で売上996.7億円、利益33.9億円、自己資本224億円という素晴らしい業績を誇る穴吹興産が運営するソーシャルレンディング事業者です。創業50年を超える社歴も重要なポイントです。
利回りは低め(3.5~5.0%)ですが、圧倒的な事業者信頼度とファンドの安全性を高める劣後出資比率(30%)により注目を集めています。
今のところファンド数が少ないので、ソーシャルレンディング事業者としての魅力はそれほど高くはありません。5位は「期待を含めた順位」ということでしょう。
人気の無い事業者でしたが「日本保証付きの4.0%ファンド、Jトラストの連帯保証付きの5.0%ファンド、十分な不動産担保付きの8.0%ファンド」といった魅力的なファンドを連発したため、一気に順位を上げてきました。
2019年6月の社長交代が大きく影響していると思われます。
過信は出来ませんが、大きな新興金融グループであるJトラストグループの一員であることも信頼性を確保する一因になっています。
ソーシャルレンディングというよりは「上場企業×宣伝効果×融資」という新しい投資サービスを提供している事業者です。投資家にとっては上場企業への融資なのでリスクが低く、企業にとっては有望な投資家に自社サービスを知ってもらえるというメリットがあります。
最近は2.0~3.0%程度の利回りの低いファンドが多く既存ソーシャルレンディング投資家からの評価を落としています。
融資先は手堅い上場企業が多いため、保守的な資産運用を望んでいる方には悪くないサービスです。
鳥取銀行や山陰放送が株主となっている信頼性の高い事業者です。
会社は鳥取県八頭郡八頭町にあります。
投資方針を「金銭的リターンと社会貢献を両立させること(社会的インパクト投資)」に定めており、海外のマイクロファイナンス機関に融資することで、貧しい人々の経済活動や将来をサポートします。
現時点ではファンド数が少なく魅力的ソーシャルレンディング事業者とは言えませんが、クラウドクレジットと組み合わせることで海外案件の分散性を高めるといった使い方が出来ます。
ネクストシフトファンド(NEXT SHIFT FUND)公式サイト
2018年10月開始の新しいサービスながら、安定したファンド募集、高利回りファンド、投資物件が明確な不動産クラウドファンディングのスキームなどを武器に人気を集めています。責任者の永井さんによる情報公開に積極的な点も好印象。
初の再生断念となった「空き家再生ファンド 第6号」が無事に元本回収したことで信頼性が高まりました。
ただし、ここ数ヶ月は利回りが4.0~5.0%に下がっており、FANTAS(ファンタス)で投資するメリットが減りつつあります。
手堅い不動産担保付きファンドと運営元(上場企業)&経営者の信頼性で人気を集めるソーシャルレンディング事業者です。当サイト公開当初から「初心者から上級者までオススメできる事業者」として紹介してきました。
実際のところ「ファンド募集額が大きく使っている人も多いはず」なのですが、変化の少なさから注目度(人気)は低いようです。
10月7日には米国非上場eREITに投資できる新ファンドを開始しました。
地道に実績を積み上げている小規模なソーシャルレンディング事業者です。インバウンド需要で成長を続けている「沖縄」の企業に融資することができます。
2019年3月に上場企業ジェイホールディングスと資本・業務提携したことにより、東京不動産ファンドの募集も開始しました。
また、軍用地担保ファンドを提供する唯一の事業者です。
ポケットファンディング(Pocket Funding)公式サイト
東急リバブルの査定を利用した不動産担保ファンドで根強い人気を集めている小規模なソーシャルレンディング事業者です。
2019年7月に深沢克己氏が新社長就任してから、Youtube動画による方針発表、事務所移転&人員増強、格闘イベント「RIZIN」との業務提携、超高利回り×短期ファンドの募集など積極的な動きが見られます。
利回り10%を超えるファンドを提供する数少ない事業者ですが、さすがに投資家からは警戒されているようです。
国内最大クラウドファンディング「CAMPFIRE」の兄弟サービスとして、鳴り物入りでソーシャルレンディングに参戦してきましたが、ファンドの魅力の低さから驚くほど注目を集めていません。
購入型クラウドファンディングと融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)を利用しているユーザーの属性が異なることが伺えます。
ランキングは当サイト内におけるユーザーの行動(月間PV約340,000)を元に作成しています。新しい事業者や大きなニュースのあった事業者は一時的に順位が高くなる傾向にあります。
私個人(カナメ先生)の事業者評価は「格付け比較ランキング」を参考にしてください。初心者が損を出さないことを優先しているため、利回りやファンド本数よりも、安全性を重視しています。
(1) 信頼できる事業者を選ぶこと
(2) 十分に分散投資を行うこと
ソーシャルレンディング投資を成功させるにはこの2点が重要です。特に事業者選びは投資成功のカギになります。ファンドに関しては自分の判断を過信せず、淡々と複数ファンドに分散していくことをおすすめします。
ファンドだけでなく事業者もいくつかの事業者に分散したほうがリスクが小さくなります。多すぎても大変なので目安は3~5事業者です。
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