1月1日に更新できないので少しフライングさせていただきます。
個々の事業者のついては、ソーシャルレンディングに約5,800万円を投資するカナメ先生が特徴や注意点を解説しています。過去のランキングはこちらを見てください。
※集計期間:2019年12月1日~2019年12月27日
※有効データ数:2,398件
順位 | 事業者名 | ポイント | 利回り目安 | |
---|---|---|---|---|
1位 | クラウドクレジット | 325pt | 6.0~13.0% | |
2位 | SBIソーシャルレンディング | 298pt | 6.0~8.0% | |
3位 | クラウドバンク | 246pt | 5.0~7.0% | |
4位 | CREAL(クリアル) | 208pt | 3.0~5.0% | |
5位 | オーナーズブック | 200pt | 4.0~5.0% | |
6位 | ジョイントアルファ | 180pt | 3.5~5.0% | |
7位 | シーラファンディング | 168pt | 4.4~4.6% | |
8位 | FANTAS(ファンタス) | 164pt | 4.0~8.0% | |
9位 | ネクストシフトファンド | 138pt | 4.5~6.5% | |
10位 | Funds(ファンズ) | 130pt | 1.5~5.0% | |
12位 | ポケットファンディング | 126pt | 4.5~6.5% | |
11位 | SAMURAI(サムライ) | 80pt | 4.0~9.0% | |
13位 | LENDEX(レンデックス) | 64pt | 6.0~12.0% | |
14位 | CAMPFIRE Owners | 71pt | 3.0~5.0% |
大規模延滞などのトラブルを起こしている事業者(maneo、トラストレンディングなど)や、案件募集の少ない事業者(Renosy)は省いてあります。
高利回りの海外案件を提供している貴重なソーシャルレンディング事業者です。高利回りを狙えること、いつでも投資できること、分散投資(リスク分散)がしやすいことから人気を集めています。
伊藤忠商事、第一生命、三菱UFJ、SBI、LINEなどの出資を受けている有望企業であり、2019年6月に初の単月黒字を発表したことで安心感がグッと高まりました。加えて、投資家からは業界No.1の透明性(情報公開力)だと評価されています。
以前は海外案件ということで警戒されていましたが、貸付先の積極的な情報公開などの継続的な企業努力が評価されて初の1位獲得となりました。
ソーシャルレンディング業界のリーディングカンパニー。私がもっとも多く投資している事業者です。人気ファンドのクリック合戦は避けられませんが、募集額が大きいので開始時間に準備が出来ていれば投資は難しくありません。
注目は最大6社に分散できる&いつでも投資できることがメリットの「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド(常時募集型)」ですが、最近は人気が出すぎてロールオーバーが常に発生している状況です。
12月はコーポラティブハウスローンファンド、メガソーラーブリッジローンファンド、サービサーズローンファンドと珍しいファンドが登場しました。
ファンド募集が多いので「クリック合戦に不慣れなライトユーザー」から人気を集めています。太陽光発電ファンドばかりという印象がありますが、最近はカリフォルニア不動産ローンファンドや上場企業事業拡大支援ファンドも増えてきています。
即時入金サービスの導入、アプリのリリース、成海璃子さん主演のテレビCM開始などでイキオイを感じるのと同時に、黎明期からSBIソーシャルレンディングと共にソーシャルレンディング業界を牽引してきた老舗でもあります。
最もソーシャルレンディングらしいサービスを提供している会社だと思います。
[注目記事] 金田さんが個人投資家であればクラウドバンクで投資しますか?
安定的な大型ファンドの供給と魅力的なキャンペーン実施で不動産クラウドファンディング業界で人気ナンバーワンの事業者となっています。
大型ファンドの募集がない時期は低迷して、大型ファンド登場と同時にランクアップするのはCREALらしい動きとして定着してきました。
11月25日に募集開始した「SOLA沖縄学園ファンド」は募集開始からわずかな時間で4億円を超える資金を集めましたが、その際のサーバー挙動のスムーズさには多くの投資家が感心しました。
次回の大型ファンドは2020年1月に都内ホテル「Q stay and lounge 上野」を予定しています。
手堅い不動産担保付きファンド&上場企業の運営(ロードスターキャピタル)&経営者の信頼性で人気を集めるソーシャルレンディング事業者です。当サイトでは公開当初から「初心者から上級者までオススメできる事業者」として紹介してきました。
1億円超えのファンドを次々に募集できるのは地力の高さが伺えます。さすが、不動産に関する幅広い情報収集力と高度な評価能力を有するプロフェッショナル集団です。
10月7日には米国非上場eREITに投資できる新ファンドを開始しました。
1月7日には利回り5.0%のファンド(神戸市灘区)が募集開始します。
東証一部上場企業で売上996.7億円、利益33.9億円、自己資本224億円という素晴らしい業績を誇る穴吹興産が運営する不動産クラウドファンディング事業者です。創業50年を超える社歴も重要なポイントです。
利回りは低め(3.5~5.0%)ですが、圧倒的な事業者信頼度とファンドの安全性を高める劣後出資比率(30%)により注目を集めています。
今のところファンド数が少ないので、ソーシャルレンディング事業者としての魅力はそれほど高くはありません。6位は「期待を含めた順位」ということでしょう。
売上200億円を超える企業グループが運営する不動産クラウドファンディング事業者です。SYLA(シーラ)という名前は滝藤賢一さん主演のテレビCMでご存知の方も多いと思います。
立地とデザインにこだわりを持つ自社ブランドマンションを投資対象としています。
運用期間3ヶ月&抽選方式という条件は明らかに「見込み客リスト集め」を目的にしていますが、逆に考えればファンドで投資家に損をさせる可能性は低いと思われます。
3割の損失まではSYLAが負担する仕組みになっています。
安定したファンド募集、高利回りファンド、投資物件が明確な不動産クラウドファンディングのスキームなどを武器に人気を集めています。責任者の永井さんによる情報公開に積極的な点も好印象。
初の再生断念となった「空き家再生ファンド 第6号」が無事に元本回収したことで信頼性が高まりました。
しかし、ここ数ヶ月は利回りが3.0~4.0%に下がっており、FANTAS(ファンタス)で投資するメリットが減りつつあります。
鳥取銀行や山陰放送が株主となっている信頼性の高い事業者です。
会社は鳥取県八頭郡八頭町にあります。
投資方針を「金銭的リターンと社会貢献を両立させること(社会的インパクト投資)」に定めており、海外のマイクロファイナンス機関に融資することで、貧しい人々の経済活動や将来をサポートします。
現時点ではファンド募集額が少なく魅力的ソーシャルレンディング事業者とは言えませんが、クラウドクレジットと組み合わせることで海外案件の分散性を高めるといった使い方が出来ます。
ネクストシフトファンド(NEXT SHIFT FUND)公式サイト
ソーシャルレンディングというよりは「上場企業×宣伝効果×融資」という新しい投資サービスを提供している事業者です。投資家にとっては上場企業への融資なのでリスクが低く、企業にとっては有望な投資家に自社サービスを知ってもらえるというメリットがあります。
最近は2.0~3.0%程度の利回りの低いファンドが多く既存ソーシャルレンディング投資家からの評価を落としています。
融資先は手堅い上場企業が多いため、保守的な資産運用を望んでいる方には悪くないサービスです。
地道に実績を積み上げているソーシャルレンディング事業者です。インバウンド需要で経済成長を続けている「沖縄」の企業に融資することができます。
2019年3月に上場企業ジェイホールディングスと資本・業務提携したことにより、東京不動産ファンドの募集も開始しました。
また、軍用地担保ファンドを提供する唯一の事業者です。
ポケットファンディング(Pocket Funding)公式サイト
日本保証付きの4.0%ファンド、Jトラストの連帯保証付きの5.0%ファンド、十分な不動産担保付きの8.0%ファンドといった魅力的なファンドを連発したためここ数ヶ月は順位を上げていましたが、12月はファンド募集が1件も無かったため人気を落としています。
過信は出来ませんが、大きな新興金融グループであるJトラストグループの一員であることも信頼性を確保する一因になっています。
東急リバブルの査定を利用した不動産担保ファンドで根強い人気を集めている小規模なソーシャルレンディング事業者です。
2019年7月に深沢克己氏が新社長就任してから、Youtube動画による方針発表、事務所移転&人員増強、格闘イベント「RIZIN」との業務提携、超高利回り×短期ファンドの募集など積極的な動きが見られます。
利回り10%を超えるファンドを提供する数少ない事業者ですが、さすがに投資家からは警戒されているようです。
国内最大クラウドファンディング「CAMPFIRE」の兄弟サービスとして、鳴り物入りでソーシャルレンディングに参戦してきましたが、ファンドの魅力の低さから驚くほど注目を集めていません。
購入型クラウドファンディングと融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)を利用しているユーザーの属性が異なることが伺えます。
ランキングは当サイト内におけるユーザーの行動(月間PV約340,000)を元に作成しています。新しい事業者や大きなニュースのあった事業者は一時的に順位が高くなる傾向にあります。
私個人(カナメ先生)の事業者評価は「格付け比較ランキング」を参考にしてください。初心者が損を出さないことを優先しているため、利回りやファンド本数よりも、安全性を重視しています。
ソーシャルレンディングとは「お金を借りたい個人や会社」と「お金を貸したい個人や会社」をマッチングするサービスです。
旧来の債券投資は国や上場企業を対象としており「ローリスク・ローリターン」という特徴があります。対してソーシャルレンディングは中小企業を対象としており「ミドルリスク・ミドルリターン」の投資商品となっています。
利回り4.0~6.0%、運用期間6ヶ月~24ヶ月あたりがメインです。
(1) 信頼できる事業者を選ぶこと
(2) 十分に分散投資を行うこと
ソーシャルレンディング投資を成功させるにはこの2点が重要です。特に事業者選びは投資成功のカギになります。ファンドに関しては自分の判断を過信せず、淡々と複数ファンドに分散していくことをおすすめします。
ファンドだけでなく事業者もいくつかの事業者に分散したほうがリスクが小さくなります。多すぎても管理が大変なので目安は3~5事業者です。
データセンター投資で利回り12%+アップサイドの「FUNDI」は危ないのか? | ||
みんなで大家さんに業務停止命令!さらに解約制度の一時停止を発表 | ||
東証STD上場企業が運営するB-Den(ビデン)を徹底分析!面白味のなさが魅力 | ||
Fundsの新機能「ファンド予約機能」って便利なの?メリット・デメリットを解説 | ||
高利回りの注目事業者「ヤマワケエステート」を徹底分析!利回り8.0~15.4% | ||
全記事の一覧 |
情報ありがとうございます。
クラウドリアルティに問い合わせて確認してみます。
> 739さん
ご意見ありがとうございます。
次回のランキングから反映させたいと思います。
クラウドリアルティについて簡単に調べてみました。
≪事業者の信頼性≫
・代表:鬼頭 武嗣(東大→ボストンコンサル→メリルリンチ)
・設立:2014年12月(開始:2016年12月)
・主要株主:カブドットコム、新生銀行、みずほ、三菱UFJ
株主構成から考えると信頼性は「高い」と言えます。
≪ファンド≫
・利回り:高め(6.0~10.0%)
・運用期間:長い(3年が多い)
・募集額:そこそこ(3000~5000万円中心)
・ファンド本数:3年間で17件程度
条件は良いのですが、内容と運用期間を考えるとリスク高めです。
また、ファンド本数の少なさが難点です。
≪総評≫
ファンド数は少ないものの可能性を感じる事業者です。
システム面は全体的に使いづらさ(不親切)を感じます。
現時点では積極的に利用する必要性は感じません。
「ファンド募集の少なさ」「リスクの高さ」が理由です。
しかし、事業者の信頼性は高いので、高利回りを狙いたいのであれば候補の1つに入ります。
口座開設をしたのでさらなる調査を進めていきたいと思います。
口座開設者向けにキャンペーンも開催されており、
気になっている人も多いのではないかと考えています。
カナメ先生の視点での、この業者に対する評価をお聞かせください。
投資すべきかどうかと、その理由等を知りたいです。