2021年3月に第1号ファンドの募集を開始したばかりの新サービス「TECROWD(テクラウド)」の徹底分析です。
高利回りの新興国不動産クラファンと聞くと不安になりますが、多角的に投資妙味や信頼性を分析していきます。
新興国の高級マンションや高級ホテルに多くの実績を持つTECRA株式会社が運営する不動産クラウドファンディングです。一般投資家には投資することが困難な新興国不動産へ投資することができます。
新興国投資ですが、TECROWDで募集するのは「TECRAが工程・品質の管理・監督に責任を持つ不動産のみ」ということなので安心感があります。
また、他の不動産クラファンと同様に「優先劣後構造」を採用しており、不特法のルールに従って「明確な分別管理」も実施しています。
ファンド名 | TECROWD 2号ファンドAmbassador Residence |
---|---|
利回り | 8.0% |
運用期間 | 24ヶ月 |
募集開始 | 2021年4月15日(木) |
物件名称 | Ambassador Residence |
国・エリア | モンゴル / ウランバートル |
会社名 | TECRA株式会社 |
---|---|
代表者 | 代表取締役社長 今井豊和 |
資本金 | 1億5,660万円 |
所在地 | 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA4F |
業務内容 | 建築一式工事、土木工事、設計及び監理、海外開発 不動産の売買、賃貸、仲介、管理 |
2001年5月 | 横須賀市安浦町にてマルイマ内装を開業 |
---|---|
2006年9月 | 宅地建物取引業者免許を取得(不動産取引業務を開始) |
2009年7月 | 一般建設業許可を取得(新築工事業務を開始) |
2014年9月 | モンゴルプロジェクト開始 |
2017年3月 | ラオスプロジェクト開始 |
2017年10月 | 一級建築士事務所登録(設計業務を開始) |
2018年4月 | モンゴル国に100%子会社を設立 |
2018年5月 | 特定建設業許可を取得 |
2018年11月 | 株式会社マルイマからTECRA株式会社へ社名変更 |
2019年6月 | ウクライナ・キルギスプロジェクト開始 |
2020年1月 | TECROWDの投資家登録を開始 |
しっかりと実業を営んできた企業なので安心感があります。
最新の決算情報(令和3年3月2日の公示)です。
なかなかの好業績で、株主資本は2.6億円あります。
自己資本比率は14.2%と低めであり、攻めの経営であることが窺えます。
また、求人情報サイトによると、売上20億円、従業員数37名と書かれていました。
代表取締役
今井 豊和
社長 |
1976年生まれ。工業高校卒業。 恩師の影響で「ものづくり」へ興味を持ち、内装業の道へ進む。 24歳でTECRA株式会社の前身となるマルイマ内装を開業。 新興国へも日本の建設技術を伝承したいと強く思い、2014年モンゴルプロジェクトを開始。 2018年TECRA MONGOLIA LLCを設立。 |
---|---|
取締役
石田 育男
副社長COO |
1984年生まれ。同志社大学商学部卒業。 在学中に大学生No.1ストリートダンスコンテストBUZZ STYLEを立ち上げる。大手ハウスメーカー勤務後、複数のスタートアップの立ち上げに従事。 2018年、役員を務めたand factory株式会社の東証マザーズ上場を牽引。 2019年TECRA株式会社へ参画、2020年取締役就任。 |
取締役
戸谷 光久
|
1970年生まれ。大原簿記専門学校卒業。 税理士事務勤務後、ベンチャー企業の経理部長、管理部長、管理本部長として従事。 2018年、役員を務めたand factory株式会社の東証マザーズ上場を牽引。 2020年TECRA株式会社へ参画、2020年取締役就任。 |
取締役
遠藤 幸一郎
|
1986年生まれ。立教大学社会学部卒業。 2009年に株式会社リクルートに入社。 2010年に株式会社アプトを創業し代表取締役に就任。 東京、横浜、名古屋で年間10万人が利用するカジュアルウェディングブランドなどを開発、運営を行い 2017年同社を東証一部上場企業に売却。 2019年TECRA株式会社へ参画。 2020年取締役及び、TECRA MONGOLIA LLCの取締役就任。 |
取締役
長谷川 京司
|
1966年生まれ。同志社大学商学部卒業。 大和ハウスグループの株式会社コスモスイニシアに32年間勤務。 前職では分譲マンション開発事業、リノベーションマンション事業、投資用不動産事業に関わる。 2019年にモンゴルへ初渡航し、現地で出会った方々の夢に共感し、モンゴルを含む新興国の成長に寄与したいと考え2020年TECRA株式会社へ参画。2021年取締役就任。 |
取締役
高橋 秀明
|
1953年生まれ。成蹊大学法学部卒業。 成蹊高校ヨット部以来ヨットレース一筋、昨年は葉山YCで年間総合優勝。 1977年日本興業銀行に入行し、産業金融や新規開拓営業に、都三セク東京臨海副都心建設出向で臨海副都心開発とビル事業に、沖縄電力出向で新規事業企画に、トーエネックでは建設事業に携わった。 2019年TECRA株式会社取締役就任。 |
なかなかの経歴を持つスタッフ(役員)が揃っています。
2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
14.33 | 10.49 | 12.25 | 5.74 | 0.73 | 4.32 | 6.83 | 7.26 | 3.72 | 5.40 |
上の表はモンゴルのインフレ率の推移です。
近年は落ち着いてきているものの依然として高い水準にあります。
対して日本のインフレ率は1%以下で推移しています。
つまり、現地通貨に対して円高傾向になることを示しています。
貸付(ソーシャルレンディング)の場合は円高が大きな問題となりますが、不動産投資であれば「現地物価上昇」と「円高」が同時期に起こるため、為替リスクは軽減されることになります。
・新興国という根拠のある高利回りは魅力的
・役員の顔ぶれを見ると信用はそれなりに高い
・建物品質はForbes Mongoliaのお墨付き
・不動産クラファンなのでソシャレンよりは安心感がある
・投資物件の所在地や部屋番号が明確
このように要素から「悪くない新興国不動産投資」だと考えています。
一番の懸念点はモンゴル国のカントリーリスクです。
カントリーリスクを許容できるのであれば投資するのは「あり」です。
ただし、決してリスクの低い投資先ではないので、ポートフォリオ全体における投資比率は低めに抑えることをおすすめします。
データセンター投資で利回り12%+アップサイドの「FUNDI」は危ないのか? | ||
みんなで大家さんに業務停止命令!さらに解約制度の一時停止を発表 | ||
東証STD上場企業が運営するB-Den(ビデン)を徹底分析!面白味のなさが魅力 | ||
Fundsの新機能「ファンド予約機能」って便利なの?メリット・デメリットを解説 | ||
高利回りの注目事業者「ヤマワケエステート」を徹底分析!利回り8.0~15.4% | ||
全記事の一覧 |