8月13日にTECROWD(テクラウド)から初の国内ファンドが募集されました。
利回り11%のインパクトもあり、募集金額7,260万円が即完売となっています。
次回の募集に備えてファンドの分析を行っておきます。
ファンド名 | 障がい者向けグループホーム「AMANEKU平塚田村」 |
---|---|
利回り | 11.0% |
運用期間 | 4.5ヶ月 |
募集金額 | 7,260万円 |
募集方式 | 先着 |
募集開始 | 2021年8月13日 |
劣後出資 | 5.1% |
物件名称 | AMANEKU平塚田村 |
---|---|
所在地 | 神奈川県平塚市田村7丁目6247番3 |
物件種別 | 寄宿舎 |
皇族 | 木造2階建 |
敷地面積 | 168.67㎡ |
建築延面積 | 199.56㎡ |
竣工年月 | 2021年11月予定 |
AMANEKU平塚田村の所在地である神奈川県では「2019年から5年間で3,300人以上にグループホームの新規供給」を目標としています。
障がい者認定を受けている人数は確実に増加傾向にあり、障がい者グループホームのニーズ、障がい福祉サービスの行政予算は年々増加しています。
当ファンドの投資対象物件はすでに竣工後の売買契約が締結されています。
万が一売却先との契約履行が困難な場合は、一括借上&運営会社である株式会社AMATUHIとの賃貸借契約へ移行します。その場合は運用期間を延長し、賃料収入を得ながら次の売却候補先を検討します。
建築事業の実績豊富なTECRA株式会社が工事を監修しています。
開発型ファンドにおいて工事面でのリスクが低くなるのはとても魅力的です。
今さら珍しくはありませんは当ファンドでも優先劣後構造を採用しています。
劣後出資は5.1%と薄めです。
出資金の割合、使用使途、収支想定などが分かります。
「不動産×社会問題解決」は熱い分野だと考えています。
私も最近は「サ高住投資の可能性」について探っていました。
当ファンドにおいては、すでに売買契約が締結されている点や、資金需要が「つなぎ融資」という明確さがプラス材料です。
リスクの面では以下の要素が考えられます。
・銀行のローンが実行されないリスク
・株式会社AMATUHIの実力が未知数
・TECRA株式会社の工事面でのリスク(低い)
前提としては高利回り(11%)なので低リスクなわけはありません。
それでも「土地&建物という実体がある」「新築物件」「グループホームの需要増」「売買契約締結」を考えれば投資妙味のあるファンドだと思います。
新興国不動産投資に特化したサービスだと思っていたTECROWDから国内不動産ファンドが募集されたのは投資家にとって朗報です。