SBIソーシャルレンディングの事業撤退＆テクノシステム生田尚之社長の逮捕

2021年5月24日、ソーシャルレンディング最大手のSBIソーシャルレンディングが事業徹底することを発表しました。今後は新設した債権管理に特化した「アセットマネジメント部」を中心に、既存ファンドの管理・回収を進めていくとのことです。

SBISグループによる未償還元本相当額償還が発表されています。
対象ファンドの99.94%（出資額ベース）は投資家の同意を得ています。

第三者委員会から「プロ意識の欠如」を指摘されたSBIソーシャルレンディングが組成したファンドなので非常に心配ですが、この期に及んでSBIのブランドイメージを傷つける行動を取るとは思えません。

全額償還に向けて、最善を尽くしてくれると考えています。

2021年5月27日、テクノシステムの社長・生田尚之容疑者（47）、専務取締役・小林広容疑者（66）、専務執行役員・近藤克朋容疑者（53）の3人が逮捕されました。

容疑は、太陽光発電事業への融資名目で、阿波銀行と富士宮信用金庫に嘘の書類を提出し、約11億6,500万円を詐取した疑いが持たれています。

SBIソーシャルレンディングからの負債残高は約130億円に上ります。

・逮捕前は身の潔白を訴えていた（私利私欲に資金を使ったことは一切ない）
・ギャンブルが大好きだった（1回で2億円以上を負けたこともある）
・カジノやキャバクラで豪遊（1日に数千万円使うこともあった）
・テクノ社は来月上旬をめどに民事再生法の適用または破産を検討
・だまし取った金は借金の返済にあてられた可能性

ソーシャルレンディング投資家としてはSBISLの織田貴行社長がなぜ騙されてしまったのか？という部分が非常に気になります。

各々が自分なりに分析をして今後の投資に活かしてください。

[参考] SBIソーシャルレンディング元社長・織田貴行さんの経歴

maneoに引き続きソーシャルレンディング業界の最大手が撤退をすることになりました。ソーシャルレンディングというシステムの未成熟さが強く感じられます。

少しでもリスクを下げるためには投資家同士の情報共有が重要です。

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