SBIソーシャルレンディングから「第三者委員会設置に関するお知らせ」の続報が公開されました。全文公開、ポイントまとめ、解説を行います。
当社ウェブサイトにて2月5日付で公表した「第三者委員会設置に関するお知らせ」にもあります通り、当社のソーシャルレンディング貸付先の事業運営に重大な懸案事項が生じている可能性が認められたことから、現在、第三者委員会による調査が進められており、あわせて関係当局への報告等を行っております。
一方、これまでの社内調査の結果、当該懸案事項が生じている可能性が認められた貸付先に貸し付けているファンドに関しては、当社がファンドの業務執行者として通常求められる善管注意義務を十分に果たしていなかった可能性があることなどの問題を現時点で認識するに至り、第三者委員会による調査に誠実に協力しているところです。
当社といたしましては、かかる事態を重く受け止め、投資家の皆様の保護を最大限に行うための対応として、対象ファンドの未償還元本の償還などを含めた対応について検討しております。
なお、その結論につきましては、第三者委員会からの報告の受領後、慎重かつ速やかに決定の上、必要な諸手続きを行うことが前提となりますので、改めてご報告させていただく予定です。
なお、当社が設置した第三者委員会による調査は継続しており、調査結果につきましては4月中を目途に受領する予定となっております。結果が判明次第、速やかにお知らせいたします。
上記をご勘案の上、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
①貸付先に懸案事項が生じている(可能性)
②SBISLが善管注意義務を十分に果たしていなかった(可能性)
③投資家の皆様の保護を最大限に行う
④調査結果は4月中に受領する(予定)
今回の問題には2月18日発売の週刊新潮に取り上げられた
金融庁が調査厳命!クリーン装い200億円調達の果て日没した
「太陽光発電会社」の広告塔は「小泉純一郎」
が関係していると言われています。
今回の発表は投資家から好意的に受け取られています。
私としても事業者が「善管注意義務を十分に果たしていなかった」と明言するとは思っていなかったので、さすがSBIグループだと感心しています。
今まではソーシャルレンディング事業者を選ぶ際に「経営者の経歴や価値観」を最重視する傾向にありましたが、今後は「親会社の資金力やブランド力」の評価ウエイトを高めることにします。
評価 | 休止 | SBIソーシャルレンディングの公式ホームページ |
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