焦点となっていた分配金(利益分)はどうなったのでしょうか?
合計905万円の償還が予定されています。
合計445,240円の分配済額が引かれています。
同意書にも「法令上、利益の追加(利回りの補てん)は事故確認手続によっても認められていないことから、利益分配として配当済みの金額を差し引いた金額を対象とさせて頂きます」と書いてあるので仕方ないところです。
引かれるのが「税引後の金額」という処理は助かります。
この行為は、「金融商品取引契約の締結又はその勧誘に関して、虚偽の表示をし、又は重要な事項について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為」(金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第1項第2号)に該当することから、同第118条1号ホ「その他法令に違反する行為」に該当するものと考えております。
「事実に反する表示を行っていたかどうか」はいくらでも言い逃れが出来そうなので、損失補填となり本当に助かりました。
2021年4月28日(水)の期日まで焦る必要はないのですが、金額が大きいので早めに同意しました。皆さんも同意し忘れには注意してください。
SBISLからのメッセージに「確認手続にご同意されないお客様におかれましては、金融庁の指定を受けた紛争解決機関による個別の解決手続(金融ADR)をご利用頂くことができます」と書かれていました。
金融ADR制度は、裁判以外の手続きで、費用をかけずに、迅速にトラブルの解決を図る制度です。以下は政府広報オンラインより引用です。
「事実に反する表示を行った」と認めているにしても、最終的に最も大きな損失を出したのはSBIグループです。
私個人としては「投資家として見えないリスクも考慮するべきなので自分にも責任はある」と認識しているため、全額元本補填を決めてくれたSBIグループにはとても感謝しています。
しかし、金融ADRや裁判を否定するものではありませんので、納得のいかない方は徹底的に交渉(金融ADR・裁判)を続けるべきだと思います。
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