出資額 | 3,000,000円 |
---|---|
元本損失額 | -69,882円 |
利息分配額 | +147,587円 |
遅延損害金 | +3,142円 |
源泉徴収額 | -30,773円 |
最終損益 | +50,072円 |
元本に損失はあったものの、分配金が入っているため最終損益は+50,072円(税引前80,847円)となりました。
(1) 個人間融資時代の貸し倒れ(2012年まで)
(2) みんなのクレジットによるサービサー譲渡(詐欺まがい)
厳密には「SBISL不動産バイヤーズローンファンド 16号」以前にこれらの貸し倒れがありますが、法人向け融資でなおかつ詐欺まがいではない貸し倒れは業界初です。
SBISLが貸し倒れを確定させたことは、ソーシャルレンディング事業者として真摯に取り組んでいく意思の表れなのだと思います。
失敗を認めて融資審査能力向上などに役立てるためです。
不良債権の素早い処理(損失確定)は金融業者として当然の仕事です。
「延滞継続」「借り換え」で不良債権を先延ばし続けると失敗を認識できないため、サービス改善の機会を失ってしまいます。先延ばしの限界を迎えたときにはサービス終了&投資家に大損害を与える事態となってしまいます。
私は小さな会社を経営していますが、赤字事業の迅速な撤退判断は経営者の義務だと考えています。チームの思いや努力の結晶である事業を徹底するのは非常に苦しいことですが、これを怠れば会社が潰れてしまいます。
2019年7月9日の分配不能のお知らせから約4ヶ月の迅速な処理でした。速度や丁寧な報告という面では高く評価できます。しかし、貸付先が問題のある会社(トウキョウ運河)であったことはSBISLの手落ちであったと考えられています。
また、16号~21号はサービサー譲渡となりましたが、22号の不動産担保は競売にかけられることになりました。このことから不動産評価額の査定に大きなミスがあったと思われます。
競売入札期間 | 2019年1月10日~1月17日 |
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売却決定期日 | 2019年1月30日 |
売却許可決定確定日 | 2019年2月7日 |
※裁判所からSBISLに配当されるのは売却許可決定から2ヶ月程度。
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