2018年7月2日 |
貸し手からSBISLに7月2日を期日とする利息の支払いがされない。 延滞している会社は2社。SBISLと資本関係にはない。 |
---|---|
2018年7月9日 | SBISLから投資家に「分配不能」の連絡。該当ファンドはSBISL不動産バイヤーズローンファンド16~22号。 |
2018年7月17日 | SBISLからメール問い合わせに対する返信をもらう。詳しくは「SBIソーシャルレンディングに延滞金の回収プランを聞いてみました」に記載。 |
2018年7月24日 | 貸出先の1社が「トウキョウ運河」であることが分かる。7月19日に担保不動産の差し押さえを行っている。 |
2018年7月25日 | SBISLから「進捗1」の連絡。「差押えの申立て、競売による債権回収、その他の手段を検討」といった内容。 |
2018年7月30日 | SBISLから「進捗2」の連絡。「SBISL不動産バイヤーズローンファンド19号の貸付債権の一部を回収できた」との内容。今後も競売の申し立ては取り下げないまま資産売却による回収を継続。 |
SBISL初の延滞となりましたが、丁寧な進捗連絡と一部とはいえ回収できたとの報告により、投資家の信頼度は上がりつつあるようです。
対象ファンドでは、毎月8日から翌月7日までを分配金の計算期間とし、計算期間の終了日である7日までに利息の支払があった場合には、同月15日(同日が営業日でない場合にはその翌営業日)にご登録いただいている口座に分配金を送金することとなっていますが、上記のとおり、2018年7月2日を期日とする利息の支払がなされていないことから、同月17日においては、現在、一部の分配をすることができない状態となっております。
なお、お客様の対象ファンドと、今回利息の支払がなされていない貸付金に対応する出資金額は以下のとおりです。
SBISL不動産バイヤーズローンファンド 16号
SBISL不動産バイヤーズローンファンド 17号
今回の利息の支払がなされなかったことに伴い、弊社は、現在、貸付債権の一括回収をはかるべく、担保不動産の競売手続等を進めることを検討しております。担保不動産はすべて東京都内に所在しており、弊社が第一順位の抵当権を設定しております。しかしながら、どの程度回収ができるかは担保不動産の価値等によることになりますので、この点、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
とうとうSBIソーシャルレンディングからも延滞が発生してしまいました。私のもとには「16号・17号」の通知が来ましたが、16号~22号のSBI不動産バイヤーズローンファンドが該当しているようです。
不動産の売買等を行うことを主たる事業とする事業者です。借入金は転売用不動産の取得資金に使用します。
・不動産担保の存在は確実である(東京都内)
・第一順位の抵当権を設定している
・担保の評価総額は12億9200万円で融資割合は73.68%(募集額は9億5200万円)
・現在の貸付残高は当初投資額の90.3%
・不動産担保の存在は確実である(東京都内)
・第一順位の抵当権を設定している
・担保の評価総額は7億8300万円で融資割合は74.71%(募集額は5億8500万円)
・現在の貸付残高は当初投資額の11.9%
ソーシャルレンディング業界で最も信頼のおけるSBIソーシャルレンディングが、このタイミングで「延滞報告」ということで激震が走っています。私自身もそれなりの金額を投資しているため心配しています。
しかし、7.5%(投資家取分6.5%)のローンにおいて延滞は十分に発生しうることです。焦点となるのは今後の対応です。適切な評価額の不動産担保が確実に存在するため、「みんなのクレジット」や「グリーンインフラレンディング」とは話が違います。SBIソーシャルレンディングの対応を信頼しつつ、しばし静観したいと思います。
トラストレンディング事件で完全勝訴!ソーシャルレンディングの闇を暴く | ||
オーナーズブック「大阪市延滞ファンド」の第18報!売買契約&決済完了でほぼ決着 | ||
オーナーズブック「大阪市延滞ファンド」の第17報!驚きの決済不履行 | ||
オーナーズブックの大阪市中央区ホテル素地が売却!回収率は何%になったのか? | ||
パチンコ大手「ガイア」が民事再生!クラファン投資家の15.2億円の行方は? | ||
全記事の一覧 |