※証券担保ローンファンドは2017年9月に募集を終了しています。
延滞となっているのは「SBISL証券担保ローンファンド2017年9月第2号」の貸付総額16,330,000円中の14,630,000円(91.4%)です。
内容 | SBI証券に株式を預けている顧客向けの貸付 |
---|---|
利回り | 2.0% |
手数料 | 1.5%(貸付金利3.5%) |
期間 | 約12ヶ月 |
担保 | SBI証券の証券取引口座に現在及び将来保有する有価証券。借手がSBI証券に預託された株式の時価総額の60%(担保提供株が1銘柄のみの場合には50%)を上限として貸付けを行う。 |
例えば、100万円の保有株式があれば60万円まで貸付を行います。
株式の時価が80万円まで下がれば担保不足金12万円(60-40=12)が発生します。
不足金は担保株式売却時に自動的に充当されます。
項目 | 全体 | 延滞 | 延滞割合 |
---|---|---|---|
元本総額 | 907,110,000円 | 14,630,000円 | 1.61% |
ファンド本数 | 253本 | 1本 | 0.40% |
SBIソーシャルレンディングより上記の回答をいただきました。
無事に回収できたようで何よりです。
私は「株式は最低でも5銘柄以上には分散するもの」だという先入観から証券担保ローンの安全性を過信していましたが、1銘柄しか所有していなければ株価が一瞬で暴落し、証券担保ローンの返済が出来なくなるという事態も十分に起こりえます。
例えば、以下の表は不祥事が発覚した後のTATERUの株価です。8月31日時点で1,606円だった株価は、9月6日には533円まで下がってしまいました。その間は出来高が少なく、取引はほぼ出来ていません。
日付 | 終値 | 出来高 |
---|---|---|
2018年8月31日 | 1,606円 | 874,500 |
2018年9月03日 | 1,206円 | 47,500 |
2018年9月04日 | 906円 | 171,200 |
2018年9月05日 | 756円 | 107,500 |
2018年9月06日 | 533円 | 65,786,600 |
マメ知識ですが、このような「ありえないと思われていたことが起こると、予想よりも影響が大きくなる事象」のことを金融業界では「ブラック・スワン理論(黒い白鳥)」と呼びます。
今回の出来事は常に「ありえないなんてありえない」と考え、慎重に分散投資を行わなければいけないという思いを強くさせてくれました。
高利回りファンドでリスクを取っているのであれば貸し倒れが起きても納得がいきますが、安全性重視の低利回りファンドに投資していたのに資産の大半を失っては目も当てられません。
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