~4.9% | ソーシャルレンディングの中では手堅い案件。 |
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5.0~6.9% | それなりにリスクがある。私が主に投資している範囲。 |
7.0~8.9% | かなりリスクがある。投資する際は少額を心掛けている。 |
9.0%~ | 基本的には手を出さない。 |
安全性重視の投資スタイルを大事にしている私ですが、ソーシャルレンディングを深く知るためには高利回り案件の勉強も欠かせないと考えています。
そんな中で高利回りでも投資に値する事業者は、海外案件のクラウドクレジットと特徴的な不動産案件のFANTAS fundingの2社です。今回は「FANTASの高利回り案件には妥当性がある」と考える理由を説明していきます。
シリーズ | 利回り目安 | 運用期間 |
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FANTAS check(中古不動産流通) | 8.0% | 4ヶ月 |
FANTAS repro(空き家再生) | 8.0~10.0% | 7ヶ月 |
ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)は企業にお金を貸して金利を得るシステムです。それに対してFANTASの提供している案件は不動産投資型クラウドファンディングです。
不動産投資型には債務返済の義務がある借り手は存在せず、投資家は不動産投資をおこない、相応のリスクを背負います。融資よりも投資の方がリターンが高くなることは自然なことです。ただし、FANTASは優先劣後方式を採用しているため、ある程度のリスクは抑えることができます。
不動産相場が好調なせいで転売を目的にした資金調達が目立ちますが、個人的には「付加価値を生み出さない転売はあまり好ましくないビジネス」だと考えています。
FANTASのファンドでは付加価値(利益が出る仕組み)が明確です。
シリーズ | 付加価値 |
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FANTAS check 中古不動産流通 | ワンルームマンション買取り査定サービス「HAYAGAI」で物件を仕入れる。自社買取り(仲介手数料不要)&最短3日で現金化というユーザーメリットを提供することで相場より安く仕入れることができる。 |
FANTAS repro 空き家再生 | 再生家というサービスで放置されている空き家の「買取り・リフォーム・貸付・売却」を行う。所有者の手に追えなくなっている空き家を再生するノウハウが蓄積している。 |
FANTASの運営会社は売上80億円(2017年度)を誇る成長企業です。それだけに「勢いのある不動産会社特有のイケイケ感」には若干の不安を感じます。加えて、HAYAGAIは2017年開始、再生家は2016年開始という事業歴の浅さもリスク要因です。
いくつかの不安材料はありますが、高利回りを狙うのであればFANTASが第一候補であることは間違いありません。知人の中古車屋さんも先日「あきらかに利益が出る車がたくさんあるのに仕入れ資金が追い付かない」と言っていました。勢いのある企業には投資チャンスがあるようです。
また、私は運用期間が長い案件が好きなのですが、FANTASのような高利回り案件の場合、4~7ヶ月の運用期間がちょうどよいと感じました。
評価 | B+ | FANTAS(ファンタス)の公式ホームページ |
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